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TORA TORA TORA トラックストーリー in SF

2022.06.07(Tue)

photo & text: Yuji Wat
edit: Toromatsu

 サンフランシスコボーイの多くが働く車に頼っている、というのは過去の記事『VAN VAN VAN』で紹介したけれど、実はバンだけでなく、トラックにも言えることなのだ!(映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の主人公マーティの憧れの車もトヨタ・トラックだったよね) 座席こそ少ないけど、ならではの実用性に価値を見出した5人からその魅力を聞いてみたよ!

コリン(Colin Lacey)
1992年式/トヨタ・ピックアップ

 モラスクサーフショップのアート部門で働くコリンが、愛してやまない車はトヨタ・ピックアップだ。街とビーチを行き来するライフスタイルにはぴったりのサイズで、マニュアルだからパワーも充分に備えている。シェルを被せた仕様には自転車やサーフボードがすっぽり収まるという。撮影日には「シガレット・ウィンドウから吹き込む風が爽快だよ」と、愛犬ビーンをベンチシートに乗せてやってきた。

 カリフォルニアで人気が高まるジャパニーズ・ミニトラック。特にトヨタの80~90年式は、コンパクトでスタイリッシュなデザインをまとい、男心を強くくすぐる。大きなシェルを装着すればキャンパーに変身できるから、仕様次第ではショートトリップだってできちゃいそう!

ジェイ(Jay Palmer)
1992年式/トヨタ・ピックアップ

 ファイヤーマンのジェイは、オーシャンビーチ・ヨットクラブの活動にも精力的でとにかく忙しい。シンプルなデザインで強いエンジンを搭載したトヨタ・ピックアップに頼り「キノコを摘んだり、サーフィンに行ったり、大きな植物を運んだりと、毎日乗っているよ。タマレス・ベイでセーリングする時は、手作りヨット”ウォルナット号”をトラックのベッドに積んで走るんだ」と話す。

1982年式/フォルクスワーゲン・ラビット ピックアップ

 おまけにジェイがトヨタ・ピックアップの前に所有していた車、フォルクスワーゲンのラビット・ピックアップも紹介しよう! 1982年式と少し古いが良く走り、小さくてコンパクトなボディが気に入っていたのだそう。燃費が高くて35マイル(1ガロン毎)走っていたらしいよ。

チェイス(Chase Roselli)
2002年式/トヨタ・タンドラ

 テールゲートに腰掛けてリラックスするアーティスト・チェイスの車は、トヨタのタンドラ。アメリカで人気の高い一台だ。古くなったバンを捨てて「もっとアドベンジャーを走りたい!」と、トラックライフに切り換え、荷台に収納&フラットスペースをハンドメイドで製作した。寝袋、サーフボード、スケボー、ガーデニング用具が積んだままで、奥には大量の塗料まで収まっている。「メキシコのバハでサーフトリップしていたら、泥深い道でハマっちゃった。ドアの高さまで沈んだけど、なんとか抜け出したよ」と早速、冒険のエピソードを語ってくれた。

マイク(Michael Torchia)
1987年式/シェビー・エルカミーノ

 グラフィックデザイナーのマイクの車は、1987年式のエルカミーノ。大切にガレージで保管されていた希少な一台ゆえに塗装もオリジナルのままで、タイヤだけアップグレードを施したらしい。「実は2代目のエルコ(エルカミーノの愛称)で、初代は白だった。金色はサンフランシスコの象徴だよね」と、砂ぼこりを舞って楽しそうにスピンをお披露目(動画を見てね)。ビーチでピクニックしたり、夜はスプレーを沢山積んでトレインヤードに出没しているぞ。

 荷室を備えたトラックでサイクリングや自転車に出かけたり、ホイールまでこだわったビカビカのトラックでクルージングそのものを楽しんだり。遊び達者なサンフランシスコボーイが実用するトラックを見ていたら、おのずとトラックが欲しくなってきたはず! 車に迷ったら四の五のいわず、トラトラトラ!? 日本でもトラックにトライしてみたいな~。

プロフィール

Yuji Wat

ゆうじ・わっと | 東京生まれ、サンフランシスコ在中。映像作家、写真係、MUNISF主宰。故大瀧ひろし氏からアメリカの魅力と攻略法を学び、カリフォルニアに通い始める。後にサンフランシスコの異色サーファー達をフューチャーした映像作品 [ TGH ] を発表。現在、雑誌や広告撮影を中心に活動中。愛犬家。
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