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『アバウトアス ・バット・ノット・アバウトアス』を観る。

ジュン・ロブレス・ラナ(監)

©The IDEAfirst Company, Octobertrain Films, Quantum Films

 舞台はコロナ禍のフィリピン・マニラ。大学で文学を教えるエリックは、とあるレストランで教え子のランスと朝食を共にする。本作はテーブルに座る2人の語らいだけをひたすら捉えていく会話劇だ。会話を通してだんだんと明らかになるのは、エリックの恋人で小説家だったマルコスが最近悲劇的な死を遂げたこと、そしてそこにはランスも何かしらの関係していたこと。構成が構成だけに、序盤は舞台劇のような印象があるが、色々なことが明かされていくにつれ、これまで固定だったカメラが震えるように揺れていくのは、映画ならでは。これだけミニマルなスタイルで、しかもたったの90分で、フィリピンという国をめぐるさまざまな事柄に肉薄せんとする野心に拍手を。1月17日より公開。

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