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『おくびょう鳥が歌うほうへ』を観る。

ノラ・フィングシャイト(監)

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 ロンドンの大学院で生物学を学んでいた29歳のロナは、心の病を抱える父と、それゆえに信心深くならざるをえなかった母が暮らすスコットランドに帰省。そんな彼女が、恋人や自分をも傷つけてしまうレベルに深刻化したアルコール依存症を、野鳥保護の仕事を通して克服していく姿が綴られる。ロナを演じたシアーシャ・ローナンは、自身もアルコール依存症だったことがあるらしく、それを踏まえた熱演は見どころのひとつだ。ロナは同じくローナンが演じた『レディ・バード』の少女のように、髪色を派手に染め変える。時系列を交錯させながら描く本作において、その変化は現在地を見極めるポイントとなるが、注意深く見てないと見失うこともしばしばだ。しかし、今どこにいるかわからなくなる感じは、アルコールを過剰に摂取した者たちが見る酩酊の風景なのかもしれない。1月9日より公開。

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