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ロンドンの大学院で生物学を学んでいた29歳のロナは、心の病を抱える父と、それゆえに信心深くならざるをえなかった母が暮らすスコットランドに帰省。そんな彼女が、恋人や自分をも傷つけてしまうレベルに深刻化したアルコール依存症を、野鳥保護の仕事を通して克服していく姿が綴られる。ロナを演じたシアーシャ・ローナンは、自身もアルコール依存症だったことがあるらしく、それを踏まえた熱演は見どころのひとつだ。ロナは同じくローナンが演じた『レディ・バード』の少女のように、髪色を派手に染め変える。時系列を交錯させながら描く本作において、その変化は現在地を見極めるポイントとなるが、注意深く見てないと見失うこともしばしばだ。しかし、今どこにいるかわからなくなる感じは、アルコールを過剰に摂取した者たちが見る酩酊の風景なのかもしれない。1月9日より公開。
『センチメンタル・バリュー』を観る。
『私は最悪』で話題になったヨアキム・トリアー監督&レナーテ・レインスベ主演コンビの再タッグ作。今度のテーマはズバリ、家族だ。ノルウェーで活躍する女優ノーラの前に、幼い頃に家族を捨てて以来、長らく音信不...
『ブゴニア』を観る。
ネットの陰謀論に洗脳されてしまったらしいテディは、純朴な従弟のドンを従え、製薬会社のやり手経営者ミシェルを拉致監禁する。テディいわく、ミシェルは地球を侵略するエイリアンだというが、彼女には身に覚えが...
『トゥギャザー』を観る。
心機一転すべく山奥に引っ越してきた倦怠期のカップルが、ハイキングの最中に不穏な穴の中に落ちたことで、なぜか体がくっつき始めてしまうというボディホラー。愛し合う2人が1つになる。エモいラブソングの歌詞...
『いくつもの鋭い破片 上』を読む。
近年、ミュージカル化されたり、ルカ・グァダニーノ監督に再映画化されるという噂もあったりと、再評価の渦中にある『アメリカン・サイコ』。その著者による久しぶりの小説がこちら。1981年のLAの高級住宅街...
『実験音楽 1970年から現代まで』を読む。
実験音楽とは何か? 誰もが気になっているはずのその問いに、ジョン・ケージから大友良英まで、半世紀にわたる実験音楽の営みを500名を超える作家とその作品を通して向き合った鈍器本。著者は言う。「私はこの...