海外旅行中、駅の案内表示を探しながら、必死に正しい電車を探しているときに感じる、異国をサバイブするヒリヒリ感。日本語とかなり離れている言語の国はもちろん読めないというのもあるし、そもそもデザインのシステム自体が全く異なる。情報伝達のツールであるデザインの根本が異なれば、やっぱり慣れ親しんだ感覚から遠い場所にいる感覚になるというもの。先述の案内表示はもちろん、書籍や雑誌、街中の壁に貼られたポスター、国章に至るまでに散りばめられたグラフィックデザインは、国のアイデンティティを形成する機能を持った要素なのだ。
『駐日チェコ共和国大使館』内にある『チェコセンター東京』で開催中の「identita – the story of Czech graphic design」は、現在チェコ(およびチェコスロヴァキア)のグラフィックデザインがどのように生まれ、機能したかを紹介するもの。チェコは国家としての独立や二度の世界大戦、二度の全体主義体制を経験し、さらには社会主義的な計画経済から市場経済への移行も経た国。異なる文化や歴史、政治的背景を持つ国だからこそ、グラフィックデザインにも注目したい。チェコの街を旅する感覚で、ぜひ足を運んでみよう。
インフォメーション
identita – the story of Czech graphic design
会場:チェコセンター東京(東京都渋谷区広尾2-16-14 チェコ共和国大使館内)
会期:2025年12月4日(木)〜2026年1月30日(金)
時間:10:00~19:00
休み:土、日、祝、2025年12月24日(水)~2026年1月4日(日)
料金:無料
Official Website
https://tokyo.czechcentres.cz/ja/program/identita
『センチメンタル・バリュー』を観る。
『私は最悪』で話題になったヨアキム・トリアー監督&レナーテ・レインスベ主演コンビの再タッグ作。今度のテーマはズバリ、家族だ。ノルウェーで活躍する女優ノーラの前に、幼い頃に家族を捨てて以来、長らく音信不...
『ブゴニア』を観る。
ネットの陰謀論に洗脳されてしまったらしいテディは、純朴な従弟のドンを従え、製薬会社のやり手経営者ミシェルを拉致監禁する。テディいわく、ミシェルは地球を侵略するエイリアンだというが、彼女には身に覚えが...
『トゥギャザー』を観る。
心機一転すべく山奥に引っ越してきた倦怠期のカップルが、ハイキングの最中に不穏な穴の中に落ちたことで、なぜか体がくっつき始めてしまうというボディホラー。愛し合う2人が1つになる。エモいラブソングの歌詞...
『いくつもの鋭い破片 上』を読む。
近年、ミュージカル化されたり、ルカ・グァダニーノ監督に再映画化されるという噂もあったりと、再評価の渦中にある『アメリカン・サイコ』。その著者による久しぶりの小説がこちら。1981年のLAの高級住宅街...
『実験音楽 1970年から現代まで』を読む。
実験音楽とは何か? 誰もが気になっているはずのその問いに、ジョン・ケージから大友良英まで、半世紀にわたる実験音楽の営みを500名を超える作家とその作品を通して向き合った鈍器本。著者は言う。「私はこの...