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『九月と七月の姉妹』を観る。

リアン・ラベド(監)

©Sackville Film and Television Productions Limited / MFP GmbH /

 ヨルゴス・ランティモスのパートナーであり、役者としても活動するリアン・ラベドの長編監督デビュー作。原作は1990年生まれのイギリス人作家デイジー・ジョンソンの同名小説だ。描かれるのは、10ヶ月違いで生まれた姉妹セプテンバーとジュライの、仲良しというには共依存的すぎる関係性。2人が興じる「危険な遊び」が、『ヘレディタリー/継承』の前半戦的な「なーんか怖いな、なーんか嫌だな」っていう不気味なテンションで描かれていく。内容から言えば、最近注目されている”シスターフッド”映画に違いないが、本作で肉迫されるのは、そのポジティブな面ではなく闇と言えるかもしれない。9月5日より全国公開。

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