印象的なタイトルに惹かれるこの展示は、現在女子美術大学大学院に在学しながらアーティスト活動を続けている後藤瑞穂さんによるもの。キャンバスには、靴下やレモン、寝っ転がる女の子や割れた花瓶の破片など、日々の生活に何気なくある物らがモチーフとして配置されている。しかし、そのどこか見覚えのある景色は、私たちが現代で送っている日常生活にあるだけでなく、ホロコーストをはじめとする歴史的かつ暴力的な出来事の背景にも当たり前に存在したものなのだ。後藤さんは、過去の痛ましい出来事と現代社会における「似ているもの」をキーワードに、その類似点や既視感にアプローチし、絵画を通して表現している。約6万冊もの芸術分野の書籍を揃え、様々なアートイベント・展示を催している『京都 蔦屋書店』で開催されているから、展示で気になったことを自分なりにリサーチをしてみるのも面白そうだ。毎日繰り返される何気ない日常の中に気づきを与えてくれそうな、“リンク”したアイテムを描いた作品を観に、ぜひ会場へ訪れたい。
インフォメーション
憶えている景色、見た事があるレモン
会場:京都 蔦屋書店 6F ギャラリーウォール(京都府京都市下京区四条通寺町東入御旅町2-35 京都高島屋S.C. 5、6階)
会期:2025年6月3日(火)〜6月23日(月)
時間:10:00〜20:00 ※最終日のみ17:00閉場
料金:無料
Official Website
https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/47358-1530560516.html
Instagram
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