フィンランドを代表するデザイナー、タピオ・ヴィルカラ。〈イッタラ〉のデザイナーを務め、「ウルティマ ツーレ」をはじめとするガラス作品でよく知られているが、実は銀食器、宝飾品、照明、家具、グラフィック、空間など、フィールドを跨ぎさまざまな制作を行ってきた。フィンランド・ラップランドの静寂をこよなく愛し、生命の神秘や大自然と向き合ってきた彼の作品は、いわゆるプロダクト・アートとは一線を画す。本展では、彼の美学が惜しみなく発揮された約300点に及ぶオブジェやプロダクトに加え、写真やドローイングなど充実の展示作品が並ぶことで、今もなお愛される彼のダイナミックな世界の裏側を知ることができる。フィンランドの雄大な自然にも思いを馳せながら、どこか神秘的なヴィルカラの作品を心ゆくまで堪能したい。

《ウルティマ・ツーレ(ドリンキング・グラスのセット)》1968年 Tapio Wirkkala Rut Bryk Foundation Collection / EMMA – Espoo Museum of Modern Art. © Ari Karttunen / EMMA© KUVASTO, Helsinki & JASPAR, Tokyo, 2024 C4780

《カンタレッリ》1946年 Collection Kakkonen. © Rauno Träskelin© KUVASTO, Helsinki & JASPAR, Tokyo, 2024 C4780
インフォメーション
タピオ・ヴィルカラ 世界の果て
場所:東京ステーションギャラリー(東京都千代田区丸の内1-9-1)
会期:2025年4月5日(土)〜6月15日(日)
時間:10:00〜18:00 ※金曜日は20:00まで会館、入館は閉館30分前まで
休み:月曜日(6月9日は開館)
料金:一般(当日)1,500円、高校・大学生(当日)1,300円、中学生以下無料
オンラインチケット購入はこちらから
https://www.e-tix.jp/ejrcf_gallery/
Official Website
https://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202504_tapio.html
22:00〜NHK総合『映像の世紀バタフライエフェクト』を見る。
世界各国から収集した貴重なアーカイブス映像をもとに届ける人気ドキュメンタリー番組。今週は「ナチを支えた女性たち」。ヒトラーの陰にはいつも彼を信じ支えた女性たちがいた。もうひとつのナチドイツの物語。

Soft Pine『Forestictronic』を聴く。
POPEYE Webの1ヶ月限定ミニコラム連載にも出演してくれた、バンコク出身の4人組インディーズバンド、Soft Pineが待望の新曲をリリース。今年上半期にオープニングアクトで参加した日本のロッ...

「Color of trace」に行く。
深まる秋。忘れてはいけないのが、お家のホットドリンクの準備。今年はティーウェアも素敵なものを揃えて、夜長のティータイムをより楽しみたい。蔵前のティーショップ『norm tea house』では、ファ...

Joe Roberts “DEAD DEAD GANG” が気になる。
2000年代初頭のベイエリアのスケート、パンク、グラフィティシーンと深く関わり、SupremeやGX1000へのデザイン提供やThrasher Magazine新店舗の壁画も手がけてきたアーティスト...
22:00〜TBSラジオ『コサキン生放送DEワァオ!』を聴く。
TBSラジオの名物番組『コサキンDEワァオ!』がポッドキャストで配信中。今回は、特番で地上派復活です!