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『立岩真也を読む』を読む。

稲葉振一郎、岸政彦、小泉義之(著)

2023年に亡くなった立岩真也は、生存学や障害学を通して、「生きる意味と何か?」を問い続けた社会学者だ。こちらは、生前の彼を知る3人の学者たちが、改めて立岩の真価を問い直す論考集。興味深いのは、立岩が絶対に解けないタイプの問いを前にすると、エモくなるという指摘。それは彼の弱さであり、倫理なのかもしれない。しかし、エモくなることを辞さずに、難題と格闘するその姿勢には、学ぶべきことが多いはず。¥2,420/青土社