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『虚言の国 アメリカ・ファンタスティカ』を読む。

ティム・オブライエン(著)、村上春樹(訳)

2019年、J.C.ペニーの店長ボイド(もとはジャーナリストだったが、ひょんなことからフェイクニュースのでっちあげ屋へと転落した)は、銀行強盗を働き、窓口係の女性を誘拐した上で、逃避行の旅に出る。ティム・オブライエン、20年ぶりにして最後とも言われる長編小説はそのようにして幕を開け、やがて多種多様な人物を巻き込みながら、アメリカを巣食う“虚言症”をめぐる悲喜劇へとドライブしていく。トランプ2.0時代に読むべき一冊。ハーパーコリンズ・ジャパン/¥3,630