カルチャー
5月はこんな映画を観ようかな。
初夏のワクワク感をさらに盛り上げてくれる7作。
2021年5月1日
text: Keisuke Kagiwada
『ジェントルメン』
ガイ・リッチー(監)
いやはやマシュー・マコノヒーってのは本当にすごい俳優だ。『ビーチ・バム まじめに不真面目』で常にヘベレケ&ラリパッパでピースフルな吟遊詩人を演じたかと思えば、今作ではロンドンを根城にするクールな麻薬王ミッキーを演じている。本作はキャラ濃いめのワルたちによるミッキーの跡目争いがスタイリッシュに活写される。気持ちがいい作品ではないか。5月7日より全国公開。
『アメリカン・ユートピア』
スパイク・リー(監)
トーキング・ヘッズのフロントマンとして知られるデイヴィッド・バーンが、ブロードウェイで行った音楽ショーを、スパイク・リーが撮る。もうこれだけで必見な作品だ。バーンをはじめグレーのスーツで揃えた面々たちによるシンプル・イズ・ベストなパフォーマンスは見る者を釘付けにしてやまない。ショーの終わり、バーンがチャリンコで帰宅するシーンまで含めてパーフェクト。近日公開予定。
『ファーザー』
フロリアン・ゼレール(監)
物忘れがひどくなりつつある81歳のアンソニー(演じるのはアンソニー・ホプキンス)とその娘の物語だ。興味深いのは、すべての出来事がアンソニーの視点から描かれていること。であるからして、何が現実なのかわからない感じで進んでいく。シリアス版『俺の家の話』だなぁと思っていたら、同作で認知症の老人を演じた西田敏行がホプキンスに絶賛コメントを寄せていた。いわく、「もはや神の領域としか言わざるを得ません」。5月14日より全国公開。
『アオラレ』
デリック・ボルテ(監)
本作のテーマは、最近よくニュースを賑わせている「あおり運転」。ちょっとした自動車トラブルから、謎の男に執拗な「あおり運転」をされるハメになった女性の恐怖を描く。謎の男を演じるのは、なんかいつもより体のサイズが桁違いに大きいラッセル・クロウ。こんなヤツにあおられたら、マジで悪夢だ。5月28日より全国公開。
『グンダーマン 優しき裏切り者の歌』
アンドレアス・ドレーゼン(監)
ベルリンの壁崩壊直後の東ベルリンに、“ドイツのボブ・ディラン”と呼ばれた1人のミュージシャンが存在した。その名は、ゲアハルト・グンダーマン。ポジティブな歌で人気を博していた彼には、裏の顔があった。実は冷戦時代、秘密警察のスパイだったのだ……という嘘のような本当の話。『善き人のためのソナタ』と合わせて観たい。5月15日より全国公開。
『モンスター:その瞳の奥に』
アンソニー・マンドラー(監)
エリート校に通う17歳のスティーブは、映画制作に夢中なハーレム出身の賢い好青年だ。しかし、ひょんなことから殺人の容疑をかけられ、法廷闘争に巻き込まれる。監督はスヌープ・ドッグやリアーナのMVを数多く手がけた人で、製作総指揮にはジョン・レジェンドやNASも名を連ねているし、俳優としてA$AP Rockyも出演している! 豪華! 5月7日よりNetflixで独占配信。
『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ』
ジョー・ライト(監)
原作はA・J・フィンの同名ベストセラー小説。広場恐怖症の児童心理学者アナが、向かいの家で起こった凶悪犯罪を目撃したことから幕を開ける、ヒッチコックの『裏窓』的なサスペンスだ。『プライドと偏見』や『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』のジョー・ライトらしい、硬派な演出の冴えも見もの。5月14日よりNetflixで独占配信。
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