TODO

『THE END(ジ・エンド)』を観る。

ジョシュア・オッペンハイマー(監)

©Felix Dickinson courtesy NEON ©courtesy NEON

 ポストアポカリプス的な状況下の地球において、地下シェルターで贅沢に暮らす富裕層一家とその仲間たちのお話だ。しかし、広大な塩抗の中に設られた彼らの家はハリボテめいていて、そこで営まれる装われた普通の暮らしも”家族ごっこ”の感が否めない。時々挿入される古典的ハリウッドミュージカル風のシーンが、そのニセモノ感をさらに強調するだろう。そんな中、1人の若い女性が闖入してきたことで、家族間の数々の嘘が暴かれ、平穏な暮らしは危機に晒される。つまり、家族もまた幻想でしかなのだろうか。だとしたら、ラストで大合唱される”あのナンバー”はどう受け止めればよいのだろうか。それは各々が劇場で鑑賞した上で考えられたし。12月12日より公開。

TODOリストを見る!