今年で戦後80年。昨今の世界情勢を見て感じているとおり、戦争や平和は抽象的な話ではなく、誰もが自分事として考えるべき切実なテーマだ。そんな節目であるこの夏、『京都国際マンガミュージアム』で、終戦間際に最前線となった沖縄にも焦点を当てたさまざまな「戦争マンガ」を紐解く展示会が開催中。会場には、半世紀にわたって沖縄戦をテーマに作品を描き続けている新里堅進さんの60点以上の生原稿や、寓話絵本『太郎とTARO』の作者として知られる大白小蟹さんの描き下ろしイラスト/原画などが並ぶ。戦後の文化として大きく花開いた日本のストーリーマンガに改めて目を向けてみよう。当時の実体験や記憶を後世に紡いでいくために先人たちはどのように向き合ってきたのか、また僕らは今後どのように向き合っていくべきかを考えるための、さまざまなヒントが溢れているはず。
インフォメーション
マンガと戦争展2
会場:京都国際マンガミュージアム 2階
会期:7月12日~11月25日
時間:10:00〜17:00
※入館は閉館の30分前まで。
休館日:水曜日(※7月24日~8月26日は無休)、10月12日(日)、13日(月)、30日(木)
ミュージアム入館料:大人¥1200、中高生¥400、小学生¥200
Official Website
https://kyotomm.jp/ee/manga-and-war2/
21:00〜NHK総合『NHKスペシャル』を見る。
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21:00〜日本テレビ『金曜ロードショー「火垂るの墓」』を見る。
「火垂るの墓」高畑勲(監)/1988年/日本/野坂昭如(原作)。原作は、神戸の大空襲を体験した野坂昭如による直木賞受賞作。戦争の愚かさと哀しさを高畑勲監督が描いた、いのちの物語。

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