異例のコラボレーションによる特別な本の展示が、『ボッテガ・ヴェネタ銀座フラッグシップ』で開催中。主宰者は、 〈ボッテガ・ヴェネタ 〉と1週間に1冊だけの本を売る〈 森岡書店 〉だ。選ばれた書籍は、タンザニアやコロンビアといった豆の産地を冠した詩などが収録された、 “旅と珈琲” がテーマの詩集『珈琲夜船』(¥2,200で購入も可)。欧米での朗読公演に、歌手への歌詞提供など、幅広い分野で詩を表現する詩人・菅原敏さんの第4作目である。さらに素敵なのは、調香師の沙里さんが詩集にインスパイアされて作った “香り”を体感できること。珈琲の葉や花、塩、石、貝殻など、天然素材から抽出”された繊細な香りを介して言葉を立体的に感じたならば、詩への興味があるなしに関わらず、人生がほんのり豊かになる。こういう研ぎ澄まされた体験の積み重ねが、自然や世界を美しく感じる心を育ててくれるのだから。
インフォメーション
La Libreria curated by 森岡書店 ー菅原敏『珈琲夜船』展
会場:ボッテガ・ヴェネタ 銀座フラッグシップ5F (東京都中央区銀座5-6-1 5F)
会期:2025年6月19日(木)〜29日(日)
時間:14:00〜19:00
休み:6月21日(土) ※トークイベントのため。ただし、銀座フラッグシップは会期中も通常通り営業。
料金: 無料
21:00〜日本テレビ『金曜ロードショー「火垂るの墓」』を見る。
「火垂るの墓」高畑勲(監)/1988年/日本/野坂昭如(原作)。原作は、神戸の大空襲を体験した野坂昭如による直木賞受賞作。戦争の愚かさと哀しさを高畑勲監督が描いた、いのちの物語。

「夏祭り能楽堂」に行く。
GINZA SIXの地下3階に能楽専門の公演場があるのは知ってた? その名も『観世能楽堂』。能というと少しハードルが高いと思った人でも大丈夫。「夏祭り能楽堂」という楽しげなイベントを開催中だ! 観...

「被爆80年企画展 ヒロシマ1945」に行く。
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「Hello? BOOK&ZINE GATHERING by 1LDK e.s.」に行く。
オバマ元大統領やビル・ゲイツらがそのリストを公開することでも度々話題にあがるが、欧米では「サマー・リーディング」なんて文化がある。その名の通り、夏に本を読もうという習慣こと。今年のサマー・リーディン...

水谷太郎「12000」に行く。
夏の暑すぎる太陽の「光」から逃れながら、こちらの展示はいかがだろう。ファッションフォトグラファーとして国際的に注目を集める写真家・水谷太郎さん。ファッション誌、コマーシャルフォト、アーティストのポー...