”サブスタンス”とは、劇中に登場する怪しい再生医療の名前で、施術すると自分の背中の皮を破り、意識の異なる若い自分が生まれるというもの。本作は加齢により仕事がなくなった元”美人女優”のエリザベスが、これに手を染めたことから幕を開ける、ポップでカラフルなボディホラーだ。エイジズム、ルッキズム、セクシズム……現代社会をめぐる問題が”増し増し”で投入された本作において、エリザベスはまさに二郎系アブラのような姿に変貌していく。そんな役を、実際のキャリアを通してこれらの問題と向き合わざるを得ず、節目ごとにいろんな意味で体当たりの演技に挑んできたデミ・ムーアが演じているんだから、ある種の感動を禁じ得ない。5月16日より公開。
22:30〜NHK Eテレ『NHKアカデミア』を見る。
「財津和夫 (後編) 人の心を強く動かす“言葉の力”」 TULIPのデビューから53年、今も精力的に活動を続ける財津和夫が登場。公式サイトでは過去の“講師”による講義動画も公開してくれているのでチェッ...
25:59〜日本テレビ『粗品と絶品クラシック』を見る。
読売日本交響楽団の絶品演奏を粗品が案内! 「映画音楽特集」と題して映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムズの「スター・ウォーズ」や、坂本龍一の「戦場のメリークリスマス」「ラストエンペラー」などを演奏。

レレ・サヴェリ「Luna 10 Years」に行く。
たまに見上げた夜空に満月が浮かんでいるとかなり嬉しいものだけど、そんな毎月の満月をテーマに、ZINEまで作っちゃったのが写真家のレレ・サヴェリだ。彼はDIYカルチャーの始まりとも⾔われる「8-Bal...

『刑事コロンボ研究 上』を読む。
菊地成孔さんが名作TVドラマシリーズ『刑事コロンボ』を徹底研究すると耳にして、ワクワクしない人がいるだろうか。しかしこれは同時に、他に類例がないほど研究誘発性が高いというTVドラマを相手取り、コロン...

『映画夜話』を読む。
渋谷の名画座「シネマヴェーラ」における特集上映(アルドリッチ、フォード、ウォルシュ……)の折に、著者が登壇したトークショーの再録集。90歳を目前に控えてなお、切れ味が全く衰えることのない”話芸”を、...