フィリピン人映画監督、ティミー・ハーンの作品だ。フィリピンの監督といったらラヴ・ディアスが有名で、登場人物のバックボーンを通して同国をめぐる複雑な歴史を物語る姿勢には、共通点を見出せるかもしれない。しかし、ディアスが今や孤高の芸術家道を邁進するのに対し、こちらに感じられるのは、エド・ウッドなんかを彷彿とさせるいい意味でチープかつお茶目なZ級映画精神の迸り。亡き母がかけた黒魔術によって、NBA選手として活躍すべく運命を背負ったフィリピン人とアメリカ人の血が流れる青年、マイケル・ジョーダン・ウリリが主人公って時点で、もう面白い。4月5日より公開。
『センチメンタル・バリュー』を観る。
『私は最悪』で話題になったヨアキム・トリアー監督&レナーテ・レインスベ主演コンビの再タッグ作。今度のテーマはズバリ、家族だ。ノルウェーで活躍する女優ノーラの前に、幼い頃に家族を捨てて以来、長らく音信不...
『ブゴニア』を観る。
ネットの陰謀論に洗脳されてしまったらしいテディは、純朴な従弟のドンを従え、製薬会社のやり手経営者ミシェルを拉致監禁する。テディいわく、ミシェルは地球を侵略するエイリアンだというが、彼女には身に覚えが...
『トゥギャザー』を観る。
心機一転すべく山奥に引っ越してきた倦怠期のカップルが、ハイキングの最中に不穏な穴の中に落ちたことで、なぜか体がくっつき始めてしまうというボディホラー。愛し合う2人が1つになる。エモいラブソングの歌詞...
『いくつもの鋭い破片 上』を読む。
近年、ミュージカル化されたり、ルカ・グァダニーノ監督に再映画化されるという噂もあったりと、再評価の渦中にある『アメリカン・サイコ』。その著者による久しぶりの小説がこちら。1981年のLAの高級住宅街...
『実験音楽 1970年から現代まで』を読む。
実験音楽とは何か? 誰もが気になっているはずのその問いに、ジョン・ケージから大友良英まで、半世紀にわたる実験音楽の営みを500名を超える作家とその作品を通して向き合った鈍器本。著者は言う。「私はこの...