2022年、『東京シティビュー』(六本木ヒルズ森タワー52階)では昨年急逝された楳図かずお氏の一大個展「楳図かずお大美術展」を開催した。そこでテーマとなっていたのは代表作『わたしは真悟』。82年の日本を舞台に、意識を持った機械と少年少女たちの邂逅を描いた、“予言の書”とも名高い名著である。まさしく漫画の中のようにコンピューターと擬似的に会話可能となり、一段と作品世界に近付いてきた昨今。場所を同じくこの度『森美術館』(六本木ヒルズ森タワー53階)で開催される本展では、AI、仮想現実(VR)などテクノロジーを採用した現代アート約50点を紹介しながら、可能性や問題を模索する。「最後にアイが残った」ーーー「私は真悟」のラストシーンで登場するこの言葉。本展タイトルに掲げられた「ラブ(愛情)」をはじめ、共感、高揚感、恐れ、不安など私たちの感情をおおいに揺さぶる作品に出合いにいこう。
インフォメーション
マシン・ラブ:ビデオゲーム、AIと現代アート
会場:森美術館
会期:2025年2月13日(木)~6月8日(日)
時間:10:00~22:00
※火曜日のみ17:00まで、ただし4月29日(火・祝)、5月6日(火・休)は22:00まで。3月20日(木・祝)は17:00まで。※最終入館は閉館時間の30分前まで。
休み:会期中無休
料金(平日):一般 2,000円、学生(高校・大学生)1,400円、子供(中学生以下)無料、シニア(65歳以上)1,700円
料金(土・日・祝日):一般 2,200円、学生(高校・大学生)1,500円、子供(中学生以下)無料、シニア(65歳以上)1,900円。※事前予約制も導入。
Official Website
https://www.mori.art.museum/jp/
21:00〜NHK総合『NHKスペシャル』を見る。
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21:00〜日本テレビ『金曜ロードショー「火垂るの墓」』を見る。
「火垂るの墓」高畑勲(監)/1988年/日本/野坂昭如(原作)。原作は、神戸の大空襲を体験した野坂昭如による直木賞受賞作。戦争の愚かさと哀しさを高畑勲監督が描いた、いのちの物語。

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