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『テクノ封建制 デジタル空間の領主たちが私たち農奴を支配する とんでもなく醜くて、不公平な経済の話。』を読む。

ヤニス・バルファキス(著)、関美和(訳)、斎藤幸平 (解説)

資本主義はもう死んでいる。ケンシローのごとくそう宣言する著者はしかし、明るい未来を寿ぐわけではない。資本自体、「クラウド資本」の暴走が死因であり、結果として到来したのもビックテックが牛耳る「テクノ封建制」なんだから。そんな今そこにある危機の中で、「農奴」の役割を押し付けられた僕らは、いかにして自立と自由を取り戻すのか。もはやイーロン・マスクの奇行を笑ってばかりいられなくなった時代のハードコアな処方箋。集英社/¥1,980