タイトルを見て物騒だと思うなかれ。むしろ、今日も何もしてないなあ、と休日にため息をつくあなたこそ、この展示を観に行ってみてほしい。「しないでおく」という言葉は、「何かする/しなければならない」という創造の第一歩(とされている状態)にも疑問符を投げかけるのである。本展では、芸術や社会と深く関わりながらも、そんな風に抵抗・逃走し、創造してきた人々の活動が約100点の作品や資料を通して紹介される。支配への抵抗や逃走の実践を行うアナキズムにこそ、芸術を何か画一的なものにしようとする流れに抗う力があるのではないか。そして、その可能性を問うことが、硬直した社会そのものを突破する契機にもなるのではないか。そんな冒険と発見、優しさと強さに満ちた注目の展示だ。
インフォメーション
しないでおく、こと。― 芸術と生のアナキズム
会場:豊田市美術館
会期:2024年10月12日(土)〜2月16日(日)
休み:月曜日(祝日の場合は開館)、12月28日〜1月17日
時間:10:00〜17:30(入場は17:00まで)
料金:一般1,500円、高校・大学生1,100円、中学生以下無料 ※様々な割引あり。詳細は公式サイトへ
Official Website
https://www.museum.toyota.aichi.jp/exhibition/anarchism_and_art
24:00〜ニッポン放送『オダウエダのオールナイトニッポンX』を見る。
「オールナイトニッポン お笑いラジオスターウィーク2025」開催中! 9月13日(土)までの一週間、深夜25時からの『オールナイトニッポン』と深夜24時からの『オールナイトニッポンX(クロス)』、深夜...
21:30〜interfm『荒井商事 presents World Music Cruise』を聴く。
世界各地の都市を、その土地の音楽、情景、言葉、観光など様々なカルチャーの紹介と共にゆったりとクルーズ。DJは音楽評論家、関谷元子さん。POPEYE Webでは、関谷さんによるTOWN TALKも掲載...

『スヌープ・ドッグとE-40のお料理教室』を読む。
『スヌープ・ドッグのお料理教室』の記憶も新しい御大が、ザ・クリックの創設メンバーであり、フィリピンの食などにまつわる会社「Lumpia」を経営するE-40を相方に従えた、ギャングスタレシピ集の第二弾。...

『7』を読む。
著者は昨今話題の思弁的実在論の地平を開拓したカンタン・メイヤスーらのもとで学び、『激しい生――近代の強迫観念』が翻訳されているフランスの哲学者とのこと。本書はそんな彼が書いた小説……というか、哲学書...

『アントカインド』を読む。
『マルコヴィッチの穴』『エターナル・サンシャイン』の脚本家として知られるチャーリー・カウフマンの小説家デビュー作。だが、ページ数は半端ないし要約は不可能。映画評論家のB・ローゼンバーガー・ローゼンバー...