1956年、ソ連によるハンガリー侵攻が進むなか、当時のイタリア共産党がいかにソ連から脱却し、最終的に独立の道を歩む機会を逸したのか……。ナンニ・モレッティ自身が演じる映画監督のジョヴァンニは、そんな内容の政治映画を撮影しているのだが、彼の面倒臭い性格が災いし、現場は大混乱。しかも、これまで一緒に映画を作ってきたパートナーであり、私生活では妻でもあるパオラに別れを告げられてしまったんだから、さぁ大変。果たして彼は映画を完成できるのか? という話がさまざまな映画への言及たっぷりに描かれるのだが、決してシリアスな映画ではないので安心してほしい。実際、ジョヴァンニが急に女性の履くミュールをスリッパだとして徹底批判したり、随所にジョークが挟まれるコメディだ。そして、そんな脱線とも思われるシーンをこれでもかと入れながら100分以内に収めてしまう手腕には、アッパレと言うしかない。11月22日より全国公開。
13:00〜NHK BS「シネマ『天使にラブ・ソングを…』」を見る。
メモ:マフィアの殺人事件を目撃してしまった主人公。かくまわれた先の修道院で、聖歌隊を鍛え、歌を通じて心を通わせていくことに。ウーピー・ゴールドバーグ主演の大ヒットコメディーを放送。1992年/エミール...
3月第5週/4月第1週の「TODO RADIO」をチェック。
Oneohtrix Point Never 来日ツアー/チェコのガラス作家イリー・スヒー/かかしまつり/「出没!アド街ック天国」/「にっぽん百低山」/「MORE EAZE『sentence struc...
『幸せな結末 大滝詠一ができるまで』を読む。
音楽評論家の萩原健太が、「死後公開」の約束のもと、ミュージシャンの大滝詠一に対して三日三晩泊まり込みでロングインタビューを決行したのは1991年8月のこと。大瀧が亡くなり10年近くの歳月が流れた今年...
『80年代90年代、新しい日本映画の始まりと終わり──その裏側』を読む。
『家族ゲーム』『私をスキーに連れてって』『木村家の人びと』など、20世紀末の日本を代表する作品を手掛けた映画プロデューサー、山田耕大の回顧録。『必殺シリーズ秘史』の高鳥都を聞き手に迎えて語られるのは、...
『骨の記憶 ジョン・ルーリー回想録』を読む。
これは事件だ。1980年代のニューヨーク文化系界隈における最重要人物、ミュージシャンで俳優で画家でもあるジョン・ルーリーの自叙伝が邦訳されてしまった。バスキア、ウォーホル、デヴィッド・バーン、ポール...