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photo by Nan Goldin
70年代末から80年代にかけて、アングラカルチャーの震源地だったNY。その渦中で頭角を表した、知る人ぞ知る鬼才ベット・ゴードンの作品を集めた特集上映「ベット・ゴードン エンプティ ニューヨーク」が開催される。中でも注目は、長編第1作『ヴァラエティ』。1980年代のNYを舞台に、ポルノ映画館「Variety」でもぎりをする女性が、彼女をナンパしてきた常連客の男を尾行するうちに、この街の裏の顔を垣間見るというエクストリームな探偵映画だ。脚本を『血みどろ贓物ハイスクール』などで知られ、”女バロウズ”の異名を取るキャシー・アッカー、音楽をジャームッシュ作品の初期を支えたジョン・ルーリー、さらにはドキュメンタリー『美と殺戮のすべて』の記憶も新しい写真家ナン・ゴールディンまでが脇役として登場するなど、一番アツかった時代のNYアンダーグラウンドの記憶を真空パックしたような作品だ。
特集上映「ベット・ゴードン エンプティ ニューヨーク」は、11月16日から渋谷シアターイメージフォーラムで開催。他にも『エンプティ・スーツケース』『エニバディズ・ウーマン』を上映。
21:00〜日本テレビ『金曜ロードショー「火垂るの墓」』を見る。
「火垂るの墓」高畑勲(監)/1988年/日本/野坂昭如(原作)。原作は、神戸の大空襲を体験した野坂昭如による直木賞受賞作。戦争の愚かさと哀しさを高畑勲監督が描いた、いのちの物語。

「夏祭り能楽堂」に行く。
GINZA SIXの地下3階に能楽専門の公演場があるのは知ってた? その名も『観世能楽堂』。能というと少しハードルが高いと思った人でも大丈夫。「夏祭り能楽堂」という楽しげなイベントを開催中だ! 観...

「被爆80年企画展 ヒロシマ1945」に行く。
写真は、人々の日常から克明な惨禍の記録まで、様々な歴史の瞬間を今に伝えてきた。本展でフォーカスされるのは、広島の原爆被害の実態だ。第2次世界大戦末期の1945年8月6日、人類史上初めて米軍によって広...

「Hello? BOOK&ZINE GATHERING by 1LDK e.s.」に行く。
オバマ元大統領やビル・ゲイツらがそのリストを公開することでも度々話題にあがるが、欧米では「サマー・リーディング」なんて文化がある。その名の通り、夏に本を読もうという習慣こと。今年のサマー・リーディン...

水谷太郎「12000」に行く。
夏の暑すぎる太陽の「光」から逃れながら、こちらの展示はいかがだろう。ファッションフォトグラファーとして国際的に注目を集める写真家・水谷太郎さん。ファッション誌、コマーシャルフォト、アーティストのポー...