シティガールの理想を聞く。 – FINDING HARRY WINSTON
Chapter Ⅴ
2021.06.09(Wed)
photo: Shunya Arai, Hirokazu Kobayashi, Kazufumi Shimoyashiki, Masuhiro Machida illustration: Hitoshi Kuroki styling: Shinichi Sakagami grooming: Yoshikazu Miyamoto text & edit: Ryoko Iino, Tamio Ogasawara

普段からアクセサリー好きの彼女に。
MICRO PAVÉ DIAMOND WEDDING BAND
以前から〈ハリー・ウィンストン〉のウェブをチェックするほど憧れの存在です。女優の先輩方のように、いつか結婚発表で指輪を披露するのが夢ですね(笑)。ふたりで身に着ける結婚指輪は、他のアクセサリーにも馴染むシンプルなものを。少しデザインに捻りがあって“私たちだけ”の特別感もあると最高です。とはいえ、〈ハリー・ウィンストン〉らしい華やかなものも素敵なので、悩ましいです。ちなみに婚約指輪の理想はエメラルドカットのダイヤモンド。アメリカを旅して、スカイダイビングで上空から彼が登場! というくらい盛大なプロポーズとともに贈られたいけど、そのくらいの気持ちで彼なりのサプライズをしてもらえたらすごく嬉しいですね。

泉 マリン
Actress
いずみ・まりん|1997年、愛知県生まれ。「自分で〈ハリー・ウィンストン〉を手に入れられるくらい女優として成長したい」と話す女優の卵。美容師を志し、NYで修業した経歴も持つ。ファッションや美容も好き。

念願の結婚を叶えるふたりにはこれ。
VERTICAL DIAMOND ROW WEDDING BAND
お付き合いして4年目になる彼とは将来のことや、結婚のことについても話し合ったり、プロポーズのサプライズもリクエスト済み(笑)。そのいつかの節目に彼と購入する結婚指輪は大切に選びたいです。そもそも私にとってアクセサリーは、いつもそばにいるお守りのような存在。普段着けているのも、母から譲り受けたものや彼からの贈り物、そして自分で作ったビーズのものと、思い入れのあるものばかり。なので、結婚指輪も毎日さりげなく着けられるデザインがいいなって思っています。ダイヤモンドは大人のイメージで、まだまだ自分には畏れ多いです! 仕事柄指輪を外すことも多いので、将来は失くさないように気をつけないと……。

須佐京香
Make-up assistant, Director of 〈whim〉
すさ・きょうか|1996年、東京都生まれ。メイクアップアーティストのもとで修業する傍ら、2020年にアクセサリーブランド〈whim〉をスタートし、ディレクションとデザインを担当。Instagram:@___whim___

石に熱い思いを抱いているのなら。
PRONG-SET ROUND BRILLIANT DIAMOND WEDDING BAND
以前、種村季弘氏の著書『不思議な石のはなし』を読んで、13世紀の『鉱物論』に書かれた「ヤギの温かい血に浸すとダイヤモンドが柔らかくなる」という話を知りました。ダイヤモンドが昔から“高い硬度を持つ特別な石”だと認識されていたのがわかる逸話です。今も価値ある存在ですが、これほど人を惹きつけるのは、きっと人々がこの石に光を感じるから。私自身も作品に鉱物を扱うなかで、石の美しさはエッジが出て面になったときに現れると考えますが、ダイヤモンドの輝きもその作業があってこそ。〈ハリー・ウィンストン〉がカットにこだわりを持つのも、そのためなのだと思います。身に着けるなら、やはり素材のよさが引き出されているものに惹かれます。

西條 茜
Artist
さいじょう・あかね|1989年、兵庫県生まれ。鉱物や出土品が長い年月をかけて変化するプロセスなどを陶芸で表現するアーティスト。今年9月には『CADAN有楽町』にて美術家、石塚源太氏との二人展を開催予定。
ハリー・ウィンストン クライアントインフォメーション☎ 0120·346·376