闘争的な社会思想史家の著者が、40年にわたって書き継いできたテクストの集成。刺激的な論考が盛りだくさんだが、中でも注目すべきは矢作俊彦&大友克洋による漫画『気分はもう戦争』を革命の書として読み抜いた「なにが「気分」か?」。自分には縁遠い話だと思うだろうか。しかし、この漫画のタイトルが70年代末のポパイの「気分はもう夏」特集のパロディだと知れば、読まずにはいられないはず。¥3,960/航思社
22:45〜NHK BS『BS世界のドキュメンタリー 選』を見る。
「潜入調査 ネット極右の正体」 世界のテレビ局や独立系プロダクションが制作したドキュメンタリーを放送する当番組。 白人至上主義に傾倒する男性を装ってSNSアカウントを作成したジャーナリスト。ネオナチ組...
      『ヒッチコックをさがせ! 超近接的映画鑑賞(トゥークロース・ビューイング)のすすめ』を読む。
ヒッチコックについての本は一生かかっても読みきれないほど巷に溢れているんだから、もう何か新しいことなんて言えるわけがない。そんな後ろ向きな発言に対し、著者は毅然とNOを突きつける。実際、DVD視聴に...
      『ポスト68年のエチカ 哲学・政治著作集II』を読む。
闘争的な社会思想史家の著者が、40年にわたって書き継いできたテクストの集成。刺激的な論考が盛りだくさんだが、中でも注目すべきは矢作俊彦&大友克洋による漫画『気分はもう戦争』を革命の書として読み抜いた...
      『アフター・オール・ディーズ・イヤーズ』をチェックする。
マレーシア出身の映画監督リム・カーワイは、大阪を拠点にしながら、世界を股にかけて映画を作る“シネマドリフター(映画流れ者)”だ。こちらは2024年に休業宣言した彼が、15年前に撮ったデビュー作のデジ...
      『都市のリズム 旅する音楽、人、街の物語』を読む。
異質な人やものが交差する都市では、さまざまな音楽が生まれてきた。本書はそんな都市と音楽文化の関係を掘り下げるエッセイ集。様々な書き手が世界各国の街を取り上げつつ、それぞれの個性を探求する。PARAK...