映画では、ひとつのシーン内での人物たちの画面内での左右関係を混乱させないため、イマジナリーラインというものを設定し、それを越えないようにしましょうという暗黙の了解がある。しかし、本作はそんなラインを涼しい顔で踏み越え、ひとつの空間で別々に親密圏を築いている者たちを自由に撮り、それぞれのショットをさらりと繋げてしまう。キッチンでダンスを踊るカップルと何食わぬ顔の猫、部屋で談話する母子とベランダで洗濯物を干す祖母……。繋げてしまえば繋がってしまうし、繋がってしまえば繋がっているように見えるんだから、繋げますよ、という具合だ。こうした空間把握能力が、本作のキモと言えるかもしれない。“ひとつの空間“は“世界“へと広がり、マドリードと日本で展開されるそれぞれに無関係の3つの物語が、国境を越えて大胆不敵に繋がれる。なるほど、国境とはイマジナリーラインでしかなかったのか。7月19日よりポレポレ東中野、8月よりシネ・ヌーヴォにて公開。
19:00〜フジテレビ『奇跡体験!アンビリバボー』を見る。
「恐怖のカミナリ!異常気象SP!」 この頃暑すぎるよね〜。
23:00〜NHK総合『コント×ドキュメンタリー 笑う会社革命』を見る。
7月からの新番組。令和の会社に渦巻くホンネの悩みをコントに、解決を探る現場の様子をドキュメントに仕立てて放送。今週のテーマは「“子持ち様”論争」。
22:00〜NHK総合『映像の世紀特別編』を見る。
映像の世紀特別編、全3回の第一回目。「ヨーロッパ2077日の地獄 第1部ドイツ国民は共犯者となった」。第二次世界大戦を撮影した35ミリフィルムを高精細・カラー化する。これまで見逃されてきた「細部」と...

「恐山大祭」に行く。
どの夏祭りに行こうか迷っている皆さまへ。地元もいいけれど、今年はちょっと遠出して、青森県むつ市に足を運んでみてはどうだろう。そう、古くから死者の霊魂が集まる場所であり、あの世に最も近いと言われる摩訶...

「彼女たちのアボリジナル・アート オーストラリア現代美術」に行く。
アボリジナル・アートとは、オーストラリアの先住民族であるアボリジナルの方々が作り出す芸術のこと。6万年以上前から続く世界最古の文化を伝えるコミュニケーション手段として、生活の中で重要な役割を果たして...