部屋の壁はキャンバスだ。好きな絵を飾ったり、知人の展示のDMを貼ったり、思い出の写真を並べたりと、上手に使えればグッと自分らしい部屋に近づくのは周知の事実。留めるのは押しピンやマスキングテープが定石かもだけど、「壁付フック」もチョイスすれば立体物もカバーできて、もっと楽しい部屋になるはず。今週末から東高円寺で開催される「WaNa shop」はそんなメッセージを投げかけてくる展示だ。〈WaNa〉は自ら山の植物素材を採集してかごを制作する工芸作家・渡部萌さんと、アルミニウムの表現を探究する金工作家・永瀬二郎さんの2人がそれぞれの専門性を生かしてものづくりを行なっているユニットで、会場には画鋲式やネジ式に分かれた約80個の一点もののフックがずらりと並ぶ予定。アルミニウムの無垢材をガストーチで熱して形作られたそれらは、ニョロっと有機的なニュアンスを持ちながらも、軽やかで涼しげな表情を醸している。6月なのにもうすでに暑すぎる今年は、快適な部屋作りに没頭してみるのはどうだろう!
インフォメーション
WaNa shop
会場:WaNa shop(東京都杉並区和田3-8-1)
会期:6月20日(金)16:00〜20:00、21日(土)〜23日(月)13:00-20:00
Official Website
https://www.wana-prj.com/
21:00〜日本テレビ『金曜ロードショー「火垂るの墓」』を見る。
「火垂るの墓」高畑勲(監)/1988年/日本/野坂昭如(原作)。原作は、神戸の大空襲を体験した野坂昭如による直木賞受賞作。戦争の愚かさと哀しさを高畑勲監督が描いた、いのちの物語。

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