TODO

『両膝を怪我したわたしの聖女』を読む。

アンドレア・アブレウ(著)村岡直子、五十嵐絢音(訳)

 著者の故郷でもあるスペインのカナリア諸島を舞台に、2人の少女の純粋無垢さとはほど遠い、荒唐無稽な夏の物語が活写される(よく読めば、現在流通している言葉のイメージとは異なり、意外と不潔な『ロリータ』の少女を思い出した)。そこで打ち出されるある意味新しい女性像は、最近のA24が女性監督と作っている映画(『Love Lies Bleeding』など)におけるそれと、響き合うものがあるかも。¥3,190/国書刊行会

TODOリストを見る!