〈アークテリクス〉契約のプロスキーヤー、コール・リチャードソンの2024年のシーズンを捉えたエキシビジョンが、ニューヨークでの開催を経て、東京・代官山で開催中。
雪飛沫をあげながら、急斜面を軽快に舞う姿。コールがSNSでポストするフリースタイルのスキーはいつ見てもワクワクするものがあるが、今回の展示でフィーチャーされるのは、彼が模索する「自己表現を体現する芸術」としてのスキーだ。というのも、2023年1月に北海道でアスリート生命を脅かされるほどの大怪我を負い、およそ1ヶ月に及ぶ突然の「インターミッション(休憩)」を経験したコール。以前からスキーを「一つのスポーツを超えた存在」として捉えていたこともあり、キャリアの中断というショックをバネに、“ギャラリーで展示するに値する”芸術としてのスキーの可能性を探求したのだとか。
展示では、世界各地から3名のアーティストとコラボレーション。スキーの身体表現としての美しさはもちろんのこと、コール自身の経験や心境の複雑さが織り込まれたインスタレーション作品がそれぞれ展開されるのが見どころだ。プロのスキーヤーとして究めた彼だからこそ見えた「インターミッション(休憩)という未知の領域の景色は、私たちにも新しい視点をくれるに違いない。
インフォメーション
INTERMISSION in Tokyo
会期:2月8日(土)~ 2月11日(火・祝)
時間:11:00~19:00(最終日のみ17:00閉場)
会場:代官山T-SITE GARDEN GALLERY(東京都渋谷区猿楽町16-15 1F)
入場料:無料
Official Website
https://arcteryx.jp/blogs/campaign/news-20250123
Instagram
https://www.instagram.com/arcteryx_jp/
21:00〜日本テレビ『金曜ロードショー「火垂るの墓」』を見る。
「火垂るの墓」高畑勲(監)/1988年/日本/野坂昭如(原作)。原作は、神戸の大空襲を体験した野坂昭如による直木賞受賞作。戦争の愚かさと哀しさを高畑勲監督が描いた、いのちの物語。

「夏祭り能楽堂」に行く。
GINZA SIXの地下3階に能楽専門の公演場があるのは知ってた? その名も『観世能楽堂』。能というと少しハードルが高いと思った人でも大丈夫。「夏祭り能楽堂」という楽しげなイベントを開催中だ! 観...

「被爆80年企画展 ヒロシマ1945」に行く。
写真は、人々の日常から克明な惨禍の記録まで、様々な歴史の瞬間を今に伝えてきた。本展でフォーカスされるのは、広島の原爆被害の実態だ。第2次世界大戦末期の1945年8月6日、人類史上初めて米軍によって広...

「Hello? BOOK&ZINE GATHERING by 1LDK e.s.」に行く。
オバマ元大統領やビル・ゲイツらがそのリストを公開することでも度々話題にあがるが、欧米では「サマー・リーディング」なんて文化がある。その名の通り、夏に本を読もうという習慣こと。今年のサマー・リーディン...

水谷太郎「12000」に行く。
夏の暑すぎる太陽の「光」から逃れながら、こちらの展示はいかがだろう。ファッションフォトグラファーとして国際的に注目を集める写真家・水谷太郎さん。ファッション誌、コマーシャルフォト、アーティストのポー...