140年の歴史を持つ日本の時計メーカー〈SEIKO〉は、多くの探検家に愛されてきた高精度の防水時計「ダイバーズウォッチ」や、1964年の東京オリンピックの年に発売されたストップウオッチ機能付き腕時計「クロノグラフ」など、これまでにも様々な用途の定まった腕時計を開発してきた歴史がある。そして、本展では新たに6点の“専用”に特化した腕時計を「専用すぎる腕時計展 2」で発表している。
その顔ぶれを覗いてみると、なんと「ゆで卵好き専用腕時計」に「サンタクロース専用腕時計」、「恋する乙女専用腕時計」と想像以上に用途が絞られた面々! でも、よく見てみると、「サンタクロース専用」のものは寒いところでも金属が素肌に当たらないデザインになっていたり、「恋する乙女専用」は「LOVE me/LOVE me NOT」を占えるルーレットのように回転する針がついた文字盤になっていたりと、使う人のことを考えた細やかなこだわりを感じられる。〈SEIKO〉が長きに渡り愛されている秘訣をユーモア溢れる時計たちから垣間見てみよう。
インフォメーション
専用すぎる腕時計展 2
会場:Seiko Seed(東京都渋谷区神宮前1-14-30 WITH HARAJUKU 1F)
会期:2024年12月20日(金)〜 2025年2月16日(日)
時間:11:00-20:00(入場は19:45まで)
休み:なし
Official Website
https://www.seiko-design.com/powerdesignproject2025/
21:00〜日本テレビ『金曜ロードショー「火垂るの墓」』を見る。
「火垂るの墓」高畑勲(監)/1988年/日本/野坂昭如(原作)。原作は、神戸の大空襲を体験した野坂昭如による直木賞受賞作。戦争の愚かさと哀しさを高畑勲監督が描いた、いのちの物語。

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