Mayumi Yamase + Yukari Hotta Joint Exhibition「あわい AWAI」 に行く。
@(PLACE) by method
2025年1月17日(金) - 25日(土)
東京を拠点に活動するペインター、山瀬まゆみと、デンマーク・コペンハーゲンを拠点とするアーティスト、堀田紫による二人展「あわい AWAI」が26日(日)まで開催中。鮮やかな色彩とユニークなフォルムによる、抽象的なペインティングが特徴の山瀬は、リアリティと目に見えないファンタジーや想像という相反する要素の関係性を探求している作家だ。一方の堀田は、生物的な形状や自然界からインスピレーションを得た彫刻を制作しており、古代から使用されている炻器粘土(Stoneware)を用いた独特の質感が特徴。どこか生物的でありながらも抽象的で、自然界の生命や物質的な存在を超えた感覚を呼び起こしてくる。
二人の作品では異なるメディアを扱っているものの、それぞれが作品世界を築き上げながら、抽象とリアリティ、生命と物質などの曖昧な境界線を漂っている。そんな両作家が作品に込めた「目には見えないもの」への眼差しとその 境界線「あわい」が交じり合う空間を味わってみよう。
インフォメーション
Mayumi Yamase + Yukari Hotta Joint Exhibition「あわい AWAI」
会場 : (PLACE) by method( 東京都渋谷区東1-3-1 カミニート14号)
会期 : 2025年1月18日(土) 〜1月26日(日)
時間 : 12:00 ‒ 19:00 ※最終日のみ17:00閉場
休み:会期中無休
入場:無料

『ファッションセオリー ヴァレリー・スティール著作選集』を読む。
ファッション・スタディーズのパイオニアであり、第一人者でもある著者のエッセイ集だ。僕たちからすれば信じられないことだけど、かつてファッションを研究することは、アカデミズム界隈では忌避されていたらしい...

『この会社は実在しません』を読む。
話題作『近畿地方のある場所について』と同じく、小説投稿サイト「カクヨム」での連載から書籍化へと至ったホラー・モキュメンタリー小説。とある製菓会社で謎めいた資料の束(かなりグロい)を発見した主人公が、...

『ジェイムズ』を読む。
マーク・トウェインの『ハックルベリー・フィンの冒険』を、ハックと旅路をともにする黒人奴隷ジムことジェイムズの視点から語り直したら? そんな発想に基づくこの実験的小説が浮かび上がらせるのは、「紋切り型...

『ユニバーサル・ランゲージ』をチェックする。
舞台は雪の積もるカナダのウィニペグ。実在する街ではあるものの、本作ではペルシャ語とフランス語が公用語となり、イラン文化が強く反映された場所。架空の設定が加わっている。そんな世界において描かれるのは、...

『キング・オブ・ニューヨーク』をチェックする。
刑期を終えた中年の白人男が絶望的な表情で牢獄を後にする。男はサウスブロンクスで黒人ギャングを束ねる顔役、フランク・ホワイトだ。やがて彼は、絶望的な表情のまま、警察も巻き込んだ麻薬ビジネスをめぐる戦争...