TOWN TALK / 1か月限定の週1寄稿コラム
CULTURE

健康 for グルーヴ

2022.01.12(Wed)

みなさんはじめまして。Lucky Kilimanjaroというバンドでボーカルとプロデューサー的なことを担当しています、熊木幸丸(クマキユキマル)と申します。

音楽家としての視点で、日々思うことや生活について書いていこうと思います。突然ですが、みなさん健康に過ごしていますか?

大盛りの偏見で言いますが、音楽業界は不健康そうな人に溢れています。週8で飲んでいるスタッフ、いつ寝ているのかわからないサウンドエンジニア、毎日清涼飲料水ばかり飲んでいるギタリスト。僕のアイデアを形にするために皆さん尽力してくれていて大変感謝していますが、ちゃんと健康診断に行ってるのか疑いたくなります。行っているのか?みなさんは?

僕は「Superfine Morning Routing」という楽曲で“健康が一番おしゃれ”と歌っていますが、できるだけ健康体で過ごそうと気を使っています。というのも、身体がボロボロの状態では毎日に良いグルーヴが起きないと思っているからです。健康はグルーヴに関わります。

まず「グルーヴ」ってよくミュージシャンが口にしますが、なんのことでしょうね。直訳すると「溝」。うーむわからん。それぞれ一家言あると思うのですが、僕の解釈のひとつを。

話が飛び飛びで恐縮ですが、BMXって見たことありますか?オリンピックでも競技になっていました、あのチャリでぶっ飛ぶカッケーやつです。

あの怖いくらいファンタスティックな技の数々を繰り出すために必要なことがあります。それはエネルギーを回し続けることです。

助走をつけて、漕ぐことでエネルギーを足し続け、そのエネルギーでジャンプし技を繰り出す。繰り出したハイジャンプのエネルギーをそのまま次の走りに利用して、また技を繰り出す!ある動作が次の動作にエネルギーを渡し、途切れないよう回し続ける。

途中で発生するエネルギーをいかに消耗せずダイナミックに回し続けるかが、高度な技に直結しているわけです。僕は、BMXのようにエネルギーを回し続けてエキサイトしていくことをグルーヴと呼んでいます。グルーヴのある音楽はエネルギーが回り続けていて、その遠心力が皆さんの体を自然と動かします。

話を戻します。生活にもグルーヴは存在しているんです。健康的な毎日を過ごすことが、生活や自身の活動に良いグルーヴをもたらすと思うんです。しっかり寝て必要なご飯を食べてストレッチをすることが、気持ちよく踊り続ける日々や、いつもと違うビッグでファンタスティックなアイデアへ届くタフな脳に繋がると考えているのです。

不健康な状態というのはBMXで言うなら、タイヤに空気が入ってない、コース内にバナナがある、ずっと強めのブーイングしてる客が耳の中にいる、みたいなもんです。そんな状態ではエキサイティングな技は期待できないし、何よりも走っていて気持ちよくないはず。病み上がりって元の生活リズムに戻すに時間がかかるでしょ?僕も飲み過ぎた次の日はノーグルーヴなので、作曲しません。例え締め切りが近かろうがね!日々の障害物は僕らが踊り続けるエネルギーを奪います。健康って大事~。

もしかしたら毎日がグルーヴしていないと感じるのは生活習慣かもしれません。良いグルーヴでぶっ飛んでいくために健康をはじめてみませんか?まずは毎日ちゃんと寝ましょう。睡眠は最高。好きなだけ寝て。

ちなみに私はBMXをやったことはないですが、途中の説明が違っていた場合でも優しく見守ってあげてください。また次回会いましょう。それまで、ナイスグルーヴ!

プロフィール

熊木幸丸(Lucky Kilimanjaro)

くまき・ゆきまる | 埼玉県生まれ。“世界中の毎日をおどらせるをスローガンに掲げる6人組バンド、ラッキーキリマンジャロのフロントマン。Hey! Say! JUMPDISH//に歌詞・楽曲提供も行う。2022年にはパシフィコ横浜をファイナルとした全国ツアーも始動。


HP
http://luckykilimanjaro.net/

Twitter
https://twitter.com/yukimaru_lk


Spotify
https://open.spotify.com/artist/2V8UZPMR1EbkXhzvEGBTrV?si=RUvn6APaTTGbkkO-7SSAWw&nd=1

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