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〈カナダグース〉と自然の話。

CANADA GOOSE

2023年11月9日

photo: Tatsunari Kawazu
styling: Kazuro Sanbon
hair: Takai
text: Ryoko Iino

戦後のカナダ北部のブッシュパイロットのために開発され、ブランドのアイコンの一つでもあるこちらは、耐久性、保温性、機動性が最高。「チリワック ボンバー」¥188,100(カナダグースジャパン☎︎03・6758・1789)、ユーズドの〈ポロ ラルフ ローレン〉のボタンダウンシャツ¥8,910、ユーズドの〈リーバイス〉のデニムパンツ「シルバータブ」¥25,960(ともにステップアヘッド下北沢1号店☎︎03・5738・7555)、ユーズドの〈ヘインズ〉のTシャツ¥6,380(ベルベルジン☎︎03・3401・4666)

冬のアウターを選ぶときに、ちょっとだけ地球のことを考えてみよう。

 この冬はどのアウターを着ようかな。尾を引いた夏の暑さも落ち着いて、そんなことを考える時期がやってきた。ところが最近は、どのウェザーニュースを見ても「今年は“スーパー”エルニーニョ現象の発生は確実で、スキー場が雪不足になるほどの暖冬の見込み」。ペルー沖の海面水温が基準より0.5℃以上高くなることをエルニーニョ現象というけど、今年はその基準より2℃以上も高くなる可能性があるというのだ。なんとも厄介な自然現象だなあと思ったら、(その詳しい相互関係は明らかになっていないそうだけど)こういう極端な現象が起きる原因の一つに地球温暖化があるみたい。今はまだ暖冬とはいえ冬らしいアウターを着られるけど、このまま放っておくと季節の楽しみがなくなってしまうかも? いいや、それは避けたい。まずは自分にできることから何か初めてみよう。服好きだから、たとえば地球のことを考えながら作られたアウターを選ぶとかね。

 定番をモダンにアップデートした「チリワック ボンバー」や、軽快なフリース、ボリュームたっぷりのポップなダウンなど、バラエティに富んだラインナップの〈カナダグース〉。そのフィロソフィーはずばり、「LIVE IN THE OPEN」。これは地球に暮らす僕ら全員が、“楽しく、勇敢に、そして胸をはって”生きられるように、人間同士だけでなく、自然界との深いつながりを築くという考え方。そして、ブランドはそれを体現するために、機能的で環境に配慮した洋服作りをするだけでなく、さまざまな切り口でSDGsに関する活動に取り組んでいるという。その一つがソーラーシェアリング。……ってなんだ?

 俳優の佐藤緋美さんを誘って、その現場を見に行ってみた。

千葉にある「ソーラーパワープラント」。

 やってきたのは千葉県匝瑳市。ここは2022年に創設された「カナダグース ソーラーパワープラント」。かねて「地球を冷たく、そこに住む人々を暖かくする」ことを目指していた〈カナダグース〉が、再生可能エネルギーへの取り組みを強化すべくスタートしたソーラーシェアリングだ。そもそもソーラーシェアリングとは、畑で農業を続けながら太陽光発電を行う施設のこと。現在総面積1,776m²の広い土地に広がるソーラーパネルの年間発電量は88,200kWhで、つまりは『カナダグース千駄ヶ谷店』が年間に使ううちの6割強をまかなえる電力がここで生まれている! そして、その高い位置に設置したソーラーパネルの下で行われているのが農家によるオーガニック栽培。もともとこの辺りは山を拓いて痩せ細っていた土地らしく、長細いパネルを上に設置することで作物に当たる日光が均一に調整され、栽培がしやすくなるのだという。現在は麦や大豆など作られるものが限られているけれど、緑肥で土地を休めながら土壌をよくし、ゆくゆくはさまざまな作物への挑戦を目指しているそうだ。

 あまり見かけない背の高いソーラーパネルを興味深そうに見る緋美さんだが、畑を元気に飛び回るカエルを見て「ニホンガエルだ」と詳しい様子。聞けば幼い頃から自然に親しんでいたという。「母が植物が好きで、実家は蔦に囲まれ、庭には枇杷の木が植っていたんです。その枇杷を食べて種を庭にぽいっと放ったら、芽が出て木に成長して(笑)。そこにまた別の植物を植えたりなんかしたら今度は鳥が遊びに来るようになり……小さい頃から自然が身の回りに当たり前のようにありました。だから実家を出た今も、惹かれるのは自然と共存している場所。ライブなどで地方に行くことが多いのですが、福井ではみんな古民家を借りて、そこを事務所にしながら家庭菜園していたし、栃木の黒磯では移住してきた人がコミュニティを作っていて、そこには音楽も新しいお店もありつつ、みんな環境のことも考えていた。そこでの暮らしは気持ちに余裕がある感じがして、これからの時代に合う新しい生き方だなと思っているんです」

 支配をするのでもなく、恐れるのでもなく、自分なりに自然と共存して楽しむ。緋美さんのリラックスした環境との付き合い方は僕たちにも参考になりそうだ。

ソーラーシェアリングのリーディングカンパニーである市民エネルギーちば株式会社が運営する太陽光発電所に〈カナダグース〉が出資する形でスタート。通常のパネルよりも細長くデザインされたものが連なるこの構造は、雨天時に地面に大きな水溜まりができて作物に被害を及ぼすのを防いだり、パネル1枚の面積が小さいため、風から受ける圧を分散させるという効果もあったり。作物にとっても程よい日陰は良いようだ。
この時栽培されていたのは枝豆。青々とした葉っぱに空いた穴は、オーガニック栽培の証だ。収穫を体験している緋美さんが着ているのは、デイリーユースにもぴったりなフリース素材の「バーチビュー ジャケット」。ライニングの起毛したトリコットが気持ちいい。
「バーチビュー ジャケット」¥92,400、「ジャーニー ブーツ」¥113,300(ともにカナダグースジャパン☎︎03・6758・1789)、’90sヴィンテージ〈RRL〉のコットンフランネルシャツ¥14,080(サファリ2号店☎︎03・3316・5766)、ユーズドのスウェットパーカ¥6,930(ステップアヘッド下北沢1号店☎︎03・5738・7555)、ユーズドの〈ヘインズ〉のTシャツ¥6,380(ベルベルジン☎︎03・3401・4666)、2プリーツのウールカルゼトラウザース¥36,300(Blanc YM/TEENY RANCH☎︎03・6812・9341)、‘90sヴィンテージの〈STÜSSY〉のロングビーニー¥43,780(Replay☎︎03・3314・0236)

ちょっと海も見に来てみた。

プロフィール

佐藤緋美

さとう・ひみ|1999年、東京都生まれ。2018年に寺山修司原作の舞台「書を捨てよ町へ出よう」に出演し、俳優デビュー。近年の出演作に、映画『ケイコ 目を澄ませて』(三宅唱監督)、『少女は卒業しない』(中川俊)、ディズニープラスのドラマ『シコふんじゃった!』などがある。HIMI名義でシンガーソングライターとしても活動。

インフォメーション

カナダグース

カナダグースジャパン ☎︎03・6758・1789

Official Website
https://www.canadagoose.jp/