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〈KARHU〉を履いて、憧れのフィンランド探し。

2022年10月11日

photo: Takuto Yamasaki
styling: Takayuki Tanaka
grooming: Narumi Tsukuba
edit: Koji Toyoda

 フィンランドと聞いて、何を思い浮かべる? アルヴァ・アアルトやイルマリ・タピオヴァーラなど巨匠たちの北欧家具? アキ・カウリスマキ監督の心に沁みる映画? それともトーベ・ヤンソンが手掛けるアニメ「ムーミン」?  あ、チカーノソウルの名手、ボビー・オローサもいたっけ。と、北欧の中ではだいぶ地味めな存在感ながらも、改めて思い返してみると出てくる、出てくるフィンランド産。だいぶ遠いお国かと思いきや、意外とシティボーイ&ガールの暮らしに密接なんだよなぁ。

シューズ「FUSION2.0」 ¥17,600(カルフ/KARHU TOKYO☎︎03・5919・2220)、コート ¥157,300(グレンフェル/ビームス F☎︎03・3470・3946)、ユーズドの〈ポロスポーツ〉のコットンウールニット ¥12,800(DESERT SNOW下北沢一号店☎︎03・5790・9601)、チェックシャツ ¥19,140(ヤエカ パーク/スティーブン アラン フタコタマガワ☎︎03・5491・7511)、コーデュロイパンツ ¥16,500(ビームス プラス/ビームス プラス 原宿☎️03・3746・5851)、「Helsinki」キャップ¥9,350(YOUNG & OLSEN/MAIDENS SHOP☎︎03・5410・6666)、バックパック ¥50,600(クレッタルムーセン/スプートニク☎︎045・319・4240)、その他は私物

 そこにもう一個付け加えてほしいのが、〈カルフ〉のスニーカー。日頃からセレクトショップをパトロールしまくる君たちならば、一度や二度は見かけたことのある、熊がトレードマークのスポーツブランドだ。その歴史は古く、創業は1916年。もともとは地元で採れた白樺をスキー板や槍などに加工することから始まったんだけど、1950年代にはフライングフィンズとよばれたスポーツ選手たちがKARHUの靴を履いて大活躍。日本でいう〈アシックス〉や〈ミズノ〉のように、フィンランドでは、誰でも知ってるスポーツブランドなんだって。モデルのジャックスが履いているのは、「FUSION2.0」と「LEGACY96」というモデル。ともに1996年に発売された名品を、アップデートしたものなんだけど、レトロクラシックなルックスは、僕たちの暮らしに欠かせないフィンランドプロダクトに通ずる格好よさ。分厚いソールもクッション性抜群で、日々の相棒にぴったりじゃない?

 って、〈カルフ〉を履いていたら、フィンランドのことがもっと知りたくなった。サルミアッキで悶絶し、ククサのカップでコーヒーを飲みながら、ブラックメタルに身を委ねる。フィンランドは奥ゆかし。いつかヘルシンキの土を踏むその日まで、Kaipuu(フィンランド語で、憧れ)を熟成しよう。

右上/1996年にデビューしたトップランニングシューズ「FUSION」を、再構築した「FUSION2.0」。スケシューのようにぼってりとしたフォルムだから、太いパンツにもバッチリ。」 ¥17,600(カルフ/KARHU TOKYO)
右下/このクマの置物は、実は貯金箱。「ノルデア銀行」がノベルティとして配っていたものを復刻したものとか。北欧雑貨屋などで頻繁に遭遇。
左上/北極圏も近いラップランド地方では、8月下旬から4月にかけてオーロラを拝むこともできる。いつか行ってみたいなぁ。
左下/鳥のような姿をした花瓶は、フィンランドのガラスメーカー〈イッタラ〉製。デザインは、あのカイ・フランクと並ぶガラス細工の名匠ティモ・サルパネヴァによるもの。この名前を覚えておこう。 ¥38,500(フレッシュサービス ヘッドクオーターズ☎︎03•5775•4755)
シューズ「Legacy96」¥17,600(カルフ/KARHU TOKYO)、 ダウンベスト ¥30,800(シェラデザイン × ビームスプラス/ビームス プラス 原宿)、ダウンミトングローブ ¥9,900 (エルマー × ビームスプラス/ビームス プラス 原宿)、タッタソールボタンダウンシャツ ¥16,500、タートルネックカットソー ¥9,680(ともにビームスジャパン☎︎03・5368・7300)、『レショップ』別注のオーガニックコットンのオールインワン(イレーブ/レショップ 渋谷☎︎03・6712・5770)、その他は私物
僕らが名品と呼ぶ北欧家具は、けっこうフィンランド産。傑作揃いのアルヴァ・アアルトの家具もそうだし、イルマリ・タピオヴァーラがヘルシンキの学生寮のために制作した「ドムス チェア」(かつてはフィンチェアとの愛称で呼ばれる)もメイド・イン・フィンランド! 成形合板といえど、緩やかにカーブを描く座面は、申し分のない座り心地。イルマリ・タピオヴァーラの「ドムス チェア」¥114,400、アルヴァ・アアルトの「90B テーブル」¥159,500、アルヴァ・アアルトの「スツール60」¥28,600〈アルテック〉のポスター¥5,060(すべてアルテック☎︎0120・610•599)
ウゲー! 思わず声を出しちゃうほどに強烈な味なのが、フィンランド国民が愛するお菓子「サルミアッキ」。ゴムのような見た目と漢方っぽい味は、主に甘草=リコリス草によるもの。口の中に放り込むと、薬のようなアンモニア臭が口の中に充満し、すぐさまKO。その後に苦味や甘味、塩味が渾然一体となって押し寄せ、二度目のノックダウンを食らってしまう。とはいえ、フィンランド人からしたら、僕らが慣れ親しむ納豆や青汁も似たようなもの。と、なれば、フィンランドというお国柄を知るためには、サルミアッキは避けては通れないぞ。
シューズ「Legacy96」¥17,600(カルフ/KARHU TOKYO)、フーディー ¥24,200(Arnold Park Studios/WEAREALLANIMALS info@waaa-weareallanimals.com)、ユーズドのチロリアンシャツ ¥5,500(ステップアヘッド シモキタフロント店☎️03・6416・8430)、ダウンショーツ ¥70,400(クレッタルムーセン/スプートニク)、レギンス ¥11,000(ウールパワー/UPI upioutdoor.com)、その他は私物
アルヴァ・アアルトのテーブルの上に山盛りに積まれるのは、実はシナモンロール。あれ、あの白い砂糖がかかってない? と思うけれども、これがフィンランド流。彼の地では、「コルヴァプースティ」(フィンランド語で平打ちされた耳という意味)と呼ばれるもので、コーヒーブレイクに欠かせないものなんだ。そんなフィンランドの国民食とも言えるスイーツは、千歳烏山と麻布十番に店を構えるフィンランド最大コーヒーチェーン『ロバーツコーヒー』で食べられる。で、お味はというと、見た目に違わぬあっさりでバクバク食べられちゃう。『ロバーツコーヒー』のシナモンロール1個 ¥350(ロバーツコーヒー麻布十番☎︎03・6435・1317)
エアクッション搭載でふかふかした履き心地の「Legacy96」¥17,600(カルフ/KARHU TOKYO)
左/北欧といえば、やっぱりブラックメタル。聖地のノルウェーだけじゃなく、フィンランドでもその人気は高いって知ってた? その代表的存在が、1989年に結成されたベヘリット。ファースト『The Oath Of Black Blood』(右下)は、メロディアスさは皆無で、ノイジーで残虐無比な旋律が延々と続く、ある意味、パンクなアルバム。食わず嫌いせず、’90年代北欧ユースカルチャーの残滓に耳を傾けてみるのにいい機会。その一方で、甘いマスクと美メロでフィンランドガールズはもちろん、ソウル親父たちを腰砕けにするのが、2020年代フィンランド・ヴィンテージソウル界の至宝、ボビー・オローサ。最新作『Get On The Otherside』(左上)や7インチ(その下の2枚)は、どこまでも甘く、切なく、やるせない。
右/北極圏に近いラップランド地方に住む先住民、サーミ人が手作業で作る伝統工芸品のククサ。白樺に自然にできた瘤をくりぬいて作られる素朴な代物だ。正真正銘のフィンランド産を探すのはだいぶ難しくなったが、銀座一丁目の『北欧の匠』では、老舗「コイヴマー」社のものがいろいろ選べる。何でも彼らは大切な人にギフトとして贈るそうだよ。ククサカップ「K011」(190cc)参考商品(北欧の匠☎️03・5524・5657)
シューズ「Legacy96」、「FUSION2.0」各¥17,600(カルフ/KARHU TOKYO)、〈ジャーナルスタンダード〉別注トートバック ¥14,300(ワイドット バイ ノルディスク/ジャーナルスタンダード 渋谷スクランブルスクエア店☎️03・6434・1097)

Moi moi!(じゃあね!)

インフォメーション

KARHU JAPAN カルフジャパン

発売中の全モデルが実際に履けるKARHU TOKYOが2022年9月に千駄ヶ谷にOPEN!
試したモデルは、japan.karhu.comにて購入可能だ。

Instagram
https://www.instagram.com/karhu_jp