「世田谷でインド」タイトルからして妙に気になるこの展示は、世田谷美術館のコレクション展。桜新町にある『砂の岬』や弦巻の『indian canteen AMI』など、世田谷にはインドカレーの名店が多いけれど、世田谷美術館にも、実はインドにまつわる作品がたくさんあったのだ。
展示作品は幅広く、インドでの体験が創作のインスピレーションとなった横尾忠則や池田良二の版画、イタリア出身でNYやインドに拠点を置き制作したフランチェスコ・クレメンテの絵画、黒柳徹子ユニセフ親善大使とインドを訪れ、現地の子どもを撮影した田沼武能の写真、インドの叙事詩『ラーマーヤナ』の翻訳本に駒井哲郎が寄せた挿絵版画、インド綿を使った大澤美樹子の染色作品などが並ぶ。さらに見逃せないのが、1988年に開催された「インド祭」に合わせて世田谷美術館で紹介された、先住民族による貴重な作品たち。今回の展覧会で初めて再公開され、インドの多層的な文化と美術のルーツに触れる機会になるはずだ。展示の余韻をそのままに、近くでおいしいインド料理を味わって、五感でインドを楽しんじゃおう!
インフォメーション
世田谷でインド
日時:4月19日(土)〜7月13日(日)
時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)
休み:月曜
場所:世田谷美術館2階展示室 東京都世田谷区砧公園1-2
観覧料:一般 200円/65歳以上 100円/大学生、高校生 150円/小・中学生 100円/未就学児は無料
Official Website
https://www.setagayaartmuseum.or.jp/
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