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『知覚の宙吊り: 注意、スペクタクル、近代文化』を読む。

ジョナサン・クレーリー (著), 岡田 温司 (監修)、石谷治寛、大木美智子、橋本梓 (訳)

長らく非人道的なプレ値古書でしか入手不可だった名著が、懐にやさしい文庫本で再登場。「注意を払う」という振る舞いが、近代的な主体性を形成する上でいかに重要だったのかってことを、マネ、スーラ、セザンヌを主な素材にしつつ、あらゆる学問や知的エピソードで味付けしながら浮かび上がらせる。訳者解説にもあるように、アテンション・エコノミーが問題視される今こそ読まれたし。¥3,300/平凡社

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