ポーラ美術館といえば、なんといっても充実の所蔵作品が目を引く。モネ、ルノワールをはじめとした19世紀フランスの印象派や、スーラやシニャックに代表される新印象派、20世紀のフォーヴィスムや戦後の抽象表現主義など、ぐるりと回るだけで、近代から現代にかけての西洋美術の歴史を辿ることができる素晴らしい空間だ。本展では、杉本博司にはじまり、小泉智貴や草間彌生、またポーラ美術館が新たに収蔵した11点の作品(ヴォルフガング・ティルマンス、ドナルド・ジャッドやダン・フレイヴィンなど錚々たるメンバーの作品ばかり!)から「色」を起点とした新たな歴史が立ち上がる。スマホやPCで鑑賞ができてしまう今だからこそ、実物の色と仮想の色と、どんな違いが生まれるか、そして作家たちが人生をかけて表現しようとしてきた色彩とはいかなるものか、実際に目にして探究してみよう。
インフォメーション
カラーズ ― 色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ
会場:ポーラ美術館 展示室1、2、3、アトリウムギャラリー
会期:2024年12月14日(土)〜2025年5月18日(日)
時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休み:会期中無休 ※2月27日(木)は同時開催のコレクション展「新収蔵 ピカソ ヴォラール連作100」のみ展示替えのため休室。
料金:大人¥2,200、大学・高校生¥1,700、中学生以下無料。障害者手帳をお持ちのご本人及び付添者(1名まで)¥1,100
Official Website
https://www.polamuseum.or.jp/sp/colors/
9:00〜NHK Eテレ『日曜美術館』を見る。
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