ティエリー・フレモ―とは、2007年よりカンヌ国際映画祭総代表を務め、リュミエール研究所で“映画の父”ことリュミエール兄弟の作品の保存と初期のシネマトグラフ映画の復元に長年携わる生粋の映画人。近年はそんなリュミエール兄弟の多岐にわたる作品をひとつにまとめた『リュミエール!』シリーズの監督としてもお馴染みだ。しかし、その彼が幼少期に柔道に打ち込んだ黒帯保持者だったとは知らなかった。本書はそんな柔道をはじめとするスポーツと映画への愛が語られる自伝的エッセイ。故ゴダールはテニス好きとしても知られたが、映画と同時にスポーツも愛するという姿勢はフランスで定番なのか?¥3,960/カンゼン
19:00〜テレビ朝日『徹子の部屋50年目深掘りSP第3弾』を見る。
「徹子の部屋50年目深掘りSP 第3弾 大泉洋&天海祐希と見る 伝説のスポーツ選手&日本が誇る文化人SP」 徹子&マツコのタッグで、12500回を超える放送回の中から選りすぐりの秘蔵映像を振り返る。ゲ...

『ハード・トゥルース 母の日に願うこと』を観る。
この気持ちを、何と表現したらいいのだろう。本作で観客が主として目にするのは、初老の黒人女性パンジーが、誰かれ構わずキレ散らかす姿だ。「全てを終わらせたい」と言いながら、まるで死を恐れているかのごとく...

『グランドツアー』を観る。
20世紀初頭を舞台に描かれるのは、ミャンマー、タイ、日本などなど東アジアをまたにかけた、大英帝国の公務員であるエドワードと彼を追いかける婚約者モリーの壮大なイタチごっこだ。しかし、フィクションとドキ...

『ジュリーは沈黙したままで』を観る。
ベルギーのテニスクラブに属する15歳のジュリーは、天才プレイヤーとして練習に打ち込む日々を送っている。コーチが指導停止となったのは、そんなある日のこと。クラブメイトたちが動揺する中、沈黙を貫くジュリ...

『〈私たち〉とは何か 一人称複数の哲学』を読む。
「私とは何か?」と問う哲学書は数多いが、本書が問題にするのはタイトルの通り「私たちとは何か?」。著者は冒頭にこう綴る。「最初にこう考えてみよう。政治の主体とは〈私たち〉である、と」。実際、”左派と右派...