
テンペラや銅版画といったヨーロッパ発祥の古くから伝わる技法を用いて作品を制作する三浦さん。テンペラといえばボッティチェリやフラ・アンジェリコ。銅版画でいえばデューラーやレンブラントといった画家の作品が有名である。油絵の具の登場によりその主流は移り変わっていったが、三浦さんの作品を見ると、これらの技法でしか味わえない作品の風味や美しさが確かにあったことを思い出させてくれる。今回の展示では版画教室の講師でもある氏による銅版画がテンペラ作品とともに並ぶ。先人たちが遺した技法の制作工程を辿って創作されることで、作品は同時代性に囚われない自由さと永遠の輝きを獲得しているのだ!
会場:msb gallery
会期:2023年2月23日(木)〜3月5日(日)
時間:12:00 〜19:00 最終日17:00まで
休み:月曜日
料金:無料