令和五年

2023

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9

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2023年05月09日(火)


BOOK

『青山真治クロニクルズ』を読む。

『青山真治クロニクルズ』
樋口泰人(編)

2022年にこの世を去った青山真治監督。その試行錯誤の足跡を、生前に監督自身が残した言葉や、仲間たちの言葉からだどる凶器レベルに分厚い1冊。『共喰い』に出演して人生が変わったという菅田将暉くんのインタビューによれば、青山監督はロックスターみたいな人だったらしい。なんか納得。リトルモア/¥7,480


EVENT

今日は「アイスクリームの日」

その頃では珍しいアイスクリームも、カメラ屋の親父が、ホテルニューグランドに仕事で行くときについていっては、都度食べさせてもらっていた。

こちらの記事もあわせてどうぞ。

『ジョンジョン』50年。ホンモノが営む、ホットドッグ店の草分け。

TV & RADIO

24:00〜TBSラジオ『アルコ&ピース D.C.GARAGE』を聴く。

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MUSIC

本日のBGM


MOVIE

『TAR/ター』 トッド・フィールド(監)の公開が楽しみ。

(C)2022 FOCUS FEATURES LLC.

ミステリアスなタイトルは、主人公のリディア・ターが由来。指揮者としては天才的だが、人間的に難ありなターが、ライフワークに着手する傍ら、さまざまな今っぽい問題に巻き込まれていく。ターを演じたのは、ケイト・ブランシェット。ヴェネチア国際映画祭をはじめ数々の女優賞を受賞しまくった彼女の圧倒的な芝居から、目が離せない159分。5月12日より公開。

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ART

自然という書物 15~19世紀のナチュラルヒストリー&アート @町田市立国際版画美術館

町田の穴場スポット・町田市立国際版画美術館で開催中の「自然という書物」展。こちらは15世紀から19世紀までの西洋のナチュラルヒストリー(自然誌/博物学)とアート(美術/技芸)のつながりに注目し、人間が表してきた自然のすがた・かたちを紹介する展覧会となっている。活字・版画などの印刷技術が果たしてきた役割を確認するとともに、自然の図解に用いられた美術の表現手法も見逃せないポイント。幻想・空想の動物への自由な表現や精緻な植物図解など、先人たちの記述・描写にかける情熱にびっくりすること間違いなし。会期も後半で、展示替えならぬページ替えが行われているので、一度行った人もぜひ!

インフォメーション

自然という書物 15~19世紀のナチュラルヒストリー&アート

会場:町田市立国際版画美術館 企画展示室1、2
会期:2023年3月18日(土)〜2023年5月21日(日)
 前期 2023年3月18日(土)〜2023年4月16日(日)
 後期 2023年4月18日(火)〜2023年5月21日(日)
時間:10:00〜17:00(土・日・祝日10:00~17:30)※入場は閉館30分前まで
休み:月曜日
料金:一般 900円、大学・高校生 450円※中学生以下は無料

アクセス

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ART

ラテンアメリカの民衆芸術 @国立民族学博物館 特別展示館

(写真:六田知弘、六田春彦)国立民族学博物館蔵

北はメキシコ、南はアルゼンチンまで。「ラテンアメリカの民衆芸術」では、豊かな先住民文化や、流入してきたキリスト教文化、そしてそれらを受け入れ融合し、発展してきた独自の芸術様式を一望できる。その造形や配色のセンスに「かわいい!」という感想で消費してしまいそうになるが、そこに秘められた搾取構造や暴力への批判的な視線・精神性を映し出す展示にはハッとさせられるものがある。生活に身近なアートだからこそ、暮らしの問題そのものを映し出す鏡として芸術が機能している。そう、ここにあるのはあくまで「Arte Popular(アルテ・ポプラル)」と彼らが呼ぶ世界そのものなのだ!

インフォメーション

ラテンアメリカの民衆芸術

会場:国立民族学博物館 特別展示館
会期:2023年3月9日(木)~5月30日(火)
時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休み:水曜日※ただし、5月3日(水・祝)は開館、8日(月)は休館。
料金:一般880円、大学生450円、高校生以下無料

アクセス

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ART

ダムタイプ|2022: remap@アーティゾン美術館

「ダムタイプ|2022: remap」展 キーヴィジュアル

1984年に京都市立芸術大学の学生を中心に結成され、日本のアート・コレクティブの先駆け的存在であるダムタイプ。そのメンバーは流動的で、本展では新たなメンバーとして坂本龍一を迎え、第59回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展・日本館展示で発表されたダムタイプの新作《2022》を再構築。《2022: remap》として日本初公開する。コロナ禍の影響で無料配信されたことも話題だった代表作《S/N》(1994)では、シグナル(S)とノイズ(N)の関係性と社会が直面する諸問題の表現が切実に描き出されていたように、身体とテクノロジーの関係を独自な方法で舞台作品やインスタレーションに織り込んできた彼女/彼らであるが、音を聴くことを探求し、「アウターナショナル」として世界に接続してきた坂本龍一がここに(コラボレーションやフィーチャリングではなく)”加わる”ことの意味を考えながら鑑賞したい。

インフォメーション

第59回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館展示帰国展 ダムタイプ|2022: remap

会場:アーティゾン美術館 6階展示室
会期:2023年2月25日(土)〜5月14日(日)
時間:10:00〜18:00(5月5日を除く金曜日は20:00まで) ※入館は閉館の30分前まで
休み:月曜日(祝日の場合は月曜日開館し翌日休館)
料金:日時指定予約制。ウェブ予約チケット:1,200円、当日チケット:1,500円、学生無料(要ウェブ予約)。※当日チケット(窓口販売)はウェブ予約枠に空きがある場合に販売。

アクセス

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