令和五年

2023

三月

17

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2023年03月17日(金)


BOOK

『永遠の映画大国 イタリア名画120年史』を読む。

『永遠の映画大国 イタリア名画120年史』
古賀太(著)

イタリア映画が歩んだ、19世紀から現代にまで至る120年の足跡を、約800の作品とともに通覧したのがこちら。イタリア映画なんてネオレアリズモの筆頭ロッセリーニとあと何人だけ知ってればよくね? とタカを括っていたが、それは大河ドラマのせいで幕末だけやけに詳しい奴と同じじゃん! と反省。こんなに豊かな世界が広がっていたなら、もっと早くしりたかったぜよ。¥1,100/集英社


EVENT

『SEPTEMBER IN LONDON 』 REIKO TOYAMA 本日発売。

『UNION』を発刊するUnion Publishing Limitedより、広告やファッション誌をはじめ様々な媒体で幅広く活動する写真家の当山礼子氏による写真集が本日、3月17日(金)に発売! 舞台となっているのはイギリス・ロンドン。日常の美しい一瞬、街に息づく人々の姿を捉え、本を見た人を素敵なトラベルに連れていってくれるはずだ。写真展も開催されるそうなので、サイトをチェック!

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EVENT

今日は「漫画週刊誌の日」

こちらの記事もあわせてどうぞ。

キャラクターが過剰に成長するから漫画は面白い!

ART

横浜国立大学 建築学科 卒業設計展 2023「建築で都市を耕す」@BankART Station

日本橋の真上を走るあの高速道路を、地下に移動させる計画があるらしい。すっかり見慣れた景色のなかで何気なく過ごしているけれど、こんなニュースをきくと、あのビルもこの家も誰かによって創られているんだという、ごく当たり前のことにハッとさせられる。都市は当然のように存在するわけじゃなく、自然と同じで、ほったらかしていれば朽ちていくものだ。街とどのように共生していくか考えることは、自分たちの未来を考えることにも直結する。この卒業設計展は、建築と都市のあり方について学んできた学生たちにとって4年間の学びの集大成でもある。大いに刺激を受けにいこう! 同時開催の横国大OB「円錐会」による『初出展05』も併せて訪れ、さらに理解を深めてみては!

インフォメーション

横浜国立大学 建築学科 卒業設計展 2023「建築で都市を耕す」

会場:BankART Station
会期:2023年3月17日(金)〜3月19日(日)
時間:11:00〜19:00
休み:会期中無休
料金:無料

アクセス

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TV & RADIO

21:00〜日本テレビ『金曜ロードショー「アルマゲドン」』を見る。

1998年/アメリカ/マイケル・ベイ(監)

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EVENT

『真夜中のテレフォン』を聴く。

芸人のプライベートな電話をこっそり盗み聞き。

公式サイトへ」

MUSIC

本日のBGM


MOVIE

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』 ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート(監)を観る。

(C)2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.

アメリカでコインランドリーを営む中国移民の中年女性が、一方では確定申告に悩み、他方では全宇宙を滅ぼさんとする巨悪にマルチバース間移動で手に入れたパワーでもって立ち向かう……と書いたところで何が何やらと戸惑うだろう。しかし、実際そうなんだからしょうがない。鑑賞後にこの監督インタビューを読めば謎の大部分は氷解するはずだが、監督たちのお尻の穴ジョークへのこだわりだけは謎のまま。3月3日(金)より公開。

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『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のダニエルズにインタビュー。を読む。

ART

「アルベルト・ジャコメッティ」展 @エスパス ルイ・ヴィトン大阪

ALBERTO GIACOMETTI, GRANDE FEMME Il, 1960 
© Succession Alberto Giacometti/Adagp, Paris 2022. 
© Fondation Louis Vuitton/Marc Domage
Fondation Louis Vuitton, Paris 

アルベルト・ジャコメッティ(1901〜1966)は、彫刻家ながら過去にはスイス・フランの紙幣にも描かれ、もはや”偉人”といっても差し支えない存在だ。ヒョロっとした人体の造形が特徴的で、実際に鑑賞すると、人間そのものに向き合ったストイックな表現に圧倒されること間違いなし。今にも折れそうなほど細い”線”から、生々しく強い生命力を感じられるのが不思議だ。しかし、ジャコメッティ本人はあくまで自分が「見えた」世界を再現しているんだとか。その姿勢は実存主義で有名な哲学者・ジャン=ポール・サルトル(1905〜1980)も絶賛するところだ。ともかく、まずは会場でじっくり見てほしい。極度に削ぎ落とされたその彫刻からは、作品を形容する言葉すらも邪魔になるほどのパワーが放たれているのだ!

インフォメーション

「アルベルト・ジャコメッティ」展

会場:エスパス ルイ・ヴィトン大阪
会期:2023年2月23日(木)~2023年6月25日(日)
時間:12:00〜20:00
休み:ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋に準ずる。
料金:無料

アクセス

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店舗公式サイトへ(アポイントメント予約も可能)


ART

「コレクション解体新書Ⅱ 1970年代以降の作品を中心に」@目黒区美術館

昨年11月に開館35周年を迎えた目黒区美術館による所蔵作品展。同館が開館した1987年の誕生前後の時代にフォーカスし、紹介している。所蔵作品だからとあなどるなかれ。宇佐美圭司、川俣正、高松次郎、村上友晴といった日本のアートシーンを語る上では欠かせない有名どころがずらり。展覧会タイトルの「解体新書」は、日本史テストの頻出ワード・杉田玄白による医学書のことだが、まさに目黒区美術館の”神経”や”動脈”を見せてくれているといってもいい。博物館法によると博物館(美術館)とは(ざっくりいうと)、資料の収集・保管、教育、研究、普及を目的とした機関であるそう。なにを保存し、研究し、人々に見せているのかといった”身体の内側”を知ることは、施設としての美術館の魅力を知ることでもあるはずだ!

インフォメーション

コレクション解体新書Ⅱ 1970年代以降の作品を中心に

会場:目黒区美術館
会期:2023年2月18日(土)~2023年3月26日(日)
時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)
休み:月曜日
料金:一般 700円、大高生・65歳以上 550円、中学生以下 無料

アクセス

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