
頭木弘樹 (編)
うんこをテーマにした文芸作品を集めたアンソロジーなんてけしからん! と思いつつページを繰ってみれば、尾辻克彦や山田風太郎がお漏らしの思い出を綴った痛快エッセイはあるは、筒井康隆大先生のコレラをめぐる不謹慎小説はあるはで、うんこはクリエイターを触発する重要なテーマなんだなと快便をかました後のような気分で読み終えることに。あー、すっきりした。¥880/筑摩書房
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令和五年
2023
三月
Friday
うんこをテーマにした文芸作品を集めたアンソロジーなんてけしからん! と思いつつページを繰ってみれば、尾辻克彦や山田風太郎がお漏らしの思い出を綴った痛快エッセイはあるは、筒井康隆大先生のコレラをめぐる不謹慎小説はあるはで、うんこはクリエイターを触発する重要なテーマなんだなと快便をかました後のような気分で読み終えることに。あー、すっきりした。¥880/筑摩書房
メキシコでは毎年11月1~2日に「ディア・デ・ムエルト(死者の日:精霊の日)」の祭礼が行われる。自宅や街中の至る所にカラベラやマリーゴールドの花と蝋燭、砂糖菓子やパンなどをお供えして死者を招く。
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昨年11月に開館35周年を迎えた目黒区美術館による所蔵作品展。同館が開館した1987年の誕生前後の時代にフォーカスし、紹介している。所蔵作品だからとあなどるなかれ。宇佐美圭司、川俣正、高松次郎、村上友晴といった日本のアートシーンを語る上では欠かせない有名どころがずらり。展覧会タイトルの「解体新書」は、日本史テストの頻出ワード・杉田玄白による医学書のことだが、まさに目黒区美術館の”神経”や”動脈”を見せてくれているといってもいい。博物館法によると博物館(美術館)とは(ざっくりいうと)、資料の収集・保管、教育、研究、普及を目的とした機関であるそう。なにを保存し、研究し、人々に見せているのかといった”身体の内側”を知ることは、施設としての美術館の魅力を知ることでもあるはずだ!
満を持してスピルバーグの自伝的映画の登場だ。幼少期に初めて観た映画『地上最大のショウ』における列車事故シーンに衝撃を受けた主人公サミー(もちろん、モデルはスピルバーグ)は、おもちゃの列車を事故らせては8ミリカメラで撮影するという狂気的とも言える行動を繰り返す。そして、それがきっかけで映画監督を目指し始める。この挿話が事実かどうかは定かじゃないが、感動作であっても陰惨なシーンを入れずにはいられないスピルバーグなら、こんな過去があっても不思議じゃない。とにかく必見。3月3日(金)より公開。
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