『JUNG_E/ジョンイ』 ヨン・サンホ(監)を観る。

『新感染』シリーズで知られ、『寄生獣』の映像化も決まっているヨン・サンホ監督最新作。気候変動で荒廃した地球を舞台に、戦闘AI開発会社で働く女性が、伝説的な傭兵ユン・ジョンイの脳データをクローン化して究極のAIロボットを作ろうとする姿を描く。何かに似ているなぁと思ったのだが、そうだ、『AKIRA』だ。監督自身も愛してやまない作品らしいので、影響を受けているに違いない。1月20日よりNetflixで独占配信。
『パゾリーニ』を読む。

四方田犬彦(著)
昨年、生誕100周年を迎え、日本でもレトロスペクティブが開催された、イタリア人映画監督のピエル・パオロ・パゾリーニ。映画監督だけでなく、詩人、小説家、政治評論家としても活動し、謎めいた死を遂げたパゾリーニの一筋縄ではいかない足跡が、おそるべき筆圧で刻みつけられた1冊。ぶっちゃけ高い。しかし、その価値は間違いなくある。¥13,200/作品社
鮫島大輔 -永遠のマクガフィン- @Bunkamura Gallery

誰もが見たことのあるありふれた建物や郊外の風景を球面上で360°繋げて描いた「Flatballシリーズ」で知られる鮫島大輔の個展がBunkamura Galleryにて開催。本展ではシリーズをはじめとした新作、平面作品を中心に展示されている。雨の雫に映し出されるように、あるいは魚眼レンズを覗き込むような独自の視点。ただ風景を切り取るのではなく凝縮してしまうことで、ありふれた景色が鑑賞者を吸い込むかのように一変する。実に不思議だ!
会期:2023年1月21日(土)~1月30日(月)
会場:Bunkamura Gallery
時間:10:00〜19:00
休み:無休
料金:無料
石井厚生展 ISHII Atsuo ―かたちのまにまに…― @ギャルリー東京ユマニテ

パブリックアートも数多く手がけ、国内外で活躍する彫刻家・石井厚生。本展ではトラバーチン(石灰華)や赤レンガを組み合わせたユーモアあふれる作品が並ぶ。”かたちのまにまに”というタイトルの言葉通り、作品に身を任せてみれば、軽やかだったりリズムがあったり、形と空間を楽しみながら鑑賞できそうだ!
会期:2023年1月10日(火)〜1月28日(土)
会場:ギャルリー東京ユマニテ
時間:10:30-18:30
休み:日曜日
料金:無料