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2023

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2023年01月15日(日)


TV & RADIO

23:30〜NHK Eテレ『サイエンスZERO』を見る。

テーマは「もはやSFではない! “人工冬眠”研究最前線」。

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MUSIC

本日のBGM


Netflix

『ほの蒼き瞳』 スコット・クーパー(監)を観る。

1830年、ニューヨークの陸軍士官学校で、士官候補生が心臓をくり抜かれた死体となって発見される。学校側に内密な処理を依頼された元刑事ランドーは、捜査の過程で1人の青年と出会う。その名は、エドガー・アラン・ポオ。そう、のちに文豪として数々の作品を遺すことになる、あのポオだ。かくして、2人は事件の真相に迫っていくが、ミステリの始祖としても知られるポオが探偵役を演じるってアイデアが面白い。原作の『陸軍士官学校の死』も合わせてチェックすべし。一部劇場で公開中。1月6日よりNetflixで独占配信。

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BOOK

『神経症的な美しさ アウトサイダーがみた日本』を読む。

『神経症的な美しさ アウトサイダーがみた日本』
モリス・バーマン(著) 込山宏太(訳)

アメリカ生まれの著者は、幼少期に日本の刀鍛冶の生き様に魅せられたらしい。彼がさまざまな事例を通して歴史的に形成された日本人の精神性を解き明かした本書は、同時にそれがポスト資本主義社会をサヴァイブするヒントにもなりうるのではないかと語る。外側の眼差しだからこそ見出された日本のポテンシャルがここにはある。¥4,180/慶應義塾大学出版会


ART

中谷ミチコ「デコボコの舟 / すくう、すくう、すくう」 @アートフロントギャラリー

《デコボコの舟》2022 展示風景
photo: Hayato Wakabayashi

彫刻というと、木や石・金属や粘土といった素材を作家がイメージするカタチに削ったり、足したりすることで作品にしていく。だから当たり前だけれど、彫刻は平面ではなく立体としてこの我々が住む三次元の空間に存在するわけだ。ところがどっこい中谷ミチコが本展で展示しているのは、そんな彫刻の前提を逆手にとるかのような新たなイメージである。粘土で作った像を型取り反転した凹凸として表現された造形。その凹んで質量をもたない部分、いわば三次元の空間に存在していない部分には、たしかに”不在”が”存在”しているのだ。そんな詩的な空間に身を委ねてみては!

会場:アートフロントギャラリー
会期:2022年11月30日(水)〜2023年1月22日(日)
時間:水~金 12:00〜19:00/土日 11:00〜17:00
休み:月、火、および冬季休業12月26日〜1月6日
料金:無料

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