バイきんぐ・小峠英二がお地蔵さんとなり、お供え物をくれた優しい人に恩返しするロケ番組。
中谷ミチコ「デコボコの舟 / すくう、すくう、すくう」 @アートフロントギャラリー

photo: Hayato Wakabayashi
彫刻というと、木や石・金属や粘土といった素材を作家がイメージするカタチに削ったり、足したりすることで作品にしていく。だから当たり前だけれど、彫刻は平面ではなく立体としてこの我々が住む三次元の空間に存在するわけだ。ところがどっこい中谷ミチコが本展で展示しているのは、そんな彫刻の前提を逆手にとるかのような新たなイメージである。粘土で作った像を型取り反転した凹凸として表現された造形。その凹んで質量をもたない部分、いわば三次元の空間に存在していない部分には、たしかに”不在”が”存在”しているのだ。そんな詩的な空間に身を委ねてみては!
会場:アートフロントギャラリー
会期:2022年11月30日(水)〜2023年1月22日(日)
時間:水~金 12:00〜19:00/土日 11:00〜17:00
休み:月、火、および冬季休業12月26日〜1月6日
料金:無料
『ippo』 柄本佑(監)を観る。

“日本一の映画好き俳優”と言っても過言じゃない柄本佑さんによる監督作は、劇作家·加藤一浩さんの戯曲に基づく3作の短編からなるオムニバス。いずれもひとつの限定的な空間において、2人の男が意味深な会話を繰り広げるだけだが、それぞれ映画的な企みに満ちていて、さすが柄本さんと言うしかない仕上がり。出演者も、加瀬亮さんや高良健吾さんなど超豪華。ぜひ“映画初め”に! 1月7日より公開。
『ミシェル・フーコー 権力の言いなりにならない生き方』を読む。

箱田徹(著)
ミシェル・フーコーは、20世紀の現代思想界を代表するひとりとして名高い。しかし、難解だ。そんなフーコーの思考が、わかりやすくコンパクトにまとめられた本書は、主に彼の社会批評理論にフォーカスし、現代の社会を変えるための道筋を指し示す。読んだ後、とってもやる気があがってくる一冊だ。¥880/講談社
増田 光「ぺやぺやなへや」@六本木ヒルズA/Dギャラリー

くまをモチーフにした食器や置物、動物の絵付けの器、こけしの徳利、だるまのぐい呑など、枠にとらわれず、様々な作品のバリエーションをもつ陶芸家・増田光の個展が開催中。ユニークで自由で、ちょっぴり奇妙さをもった作品たちには癒されること間違いなし。作品販売も行っていて、初日(23日)と2日目(24日)は整理券を配布しているから、混雑に注意してぜひ手に取ってみよう! 「ぺやぺや」な世界観が生活を彩ってくれるはずだ!
会場:六本木ヒルズA/Dギャラリー(六本木ヒルズ ウェストウォーク3階)
会期:2022年12月23日(金)~ 2023年1月9日(月)
時間:12:00~20:00 ※ただし12月31日(土)~1月3日(火)は12:00~19:00
料金:無料