毎月第2、第4水曜日更新予定。
CYODOへ行く。
イタリア料理を学んだ山口直人さん、幼い頃フランスとイギリスに住んだ萌菜さん夫婦が二人三脚で営む『Cyōdo』が、代々木八幡から幡ヶ谷へお引っ越し。14時から飲めて、カフェとしても使える”ちょうど”よさと、トリッパのトマト煮込みやパテなどの定番アラカルトは移転後も健在。漆喰のようなグラスペイント壁と間接照明灯る店内はフランスのクラシックなバーをイメージし、カウンターになって気さくな2人と話しやすくなったのも嬉しい。
インフォメーション
CYODO
新登場のチーズケーキはブルーチーズを使った濃厚な仕上がりでワインとも相性良し。○東京都渋谷区本町6-37-10 ☎︎なし 14:00〜22:00 定休日はInstagramで要確認
『ギレルモ・デル・トロのナイトメア・アリー』を読む。

ジーナ・マッキンタイヤー著 阿部清美 (訳)
ギレルモ・デル・トロの『ナイトメア・アリー』は、なにしろその抜群のビジュアルセンスにやられた。とりわけ、ケイト・ブランシェット演じる心理カウンセラーのカウンセリングルームには、ゾクゾクするしかなかった。こちらはそんな同作の制作秘話に迫った1冊。美麗なコンセプトアートも満載なので、あのビジュアルセンスが追体験できる。¥4,180/DU BOOKS
特集「アメリカ映画史上の女性先駆者たち」を観る。

シネマヴェーラ渋谷では気になる特集上映が開催されるもよう。その名は、「アメリカ映画史上の女性先駆者たち」。映画の創世記より活躍していながら、これまできちんと評価されてこなかった、アメリカにおける女性映画監督のパイオニアたちの仕事に光を当てるというもの。取り上げられるのは、アリス・ギイやドロシー・アーズナー、ロイス・ウェバーなどなど。知らない人ばっかりだけど、最近日本映画研究の分野でも、「日本映画における女性パイオニア」プロジェクトというのが始まっていて興味を持っていたから、これはぜひ通いたい。とりあえず、女優としても知られるアイダ・ルピノが監督した、ダーク版『ドリームプラン』という噂の『強く、速く、美しく』(画像)が気になる。同特集は4月16日〜5月13日にシネマヴェーラ渋谷で開催。
セルゲイ・メルニチェンコ 「Young and Free?」/「Metaheroes」@エステルオカダアートギャラリー

ウクライナのヤングジェネレーションを代表する写真家であるセルゲイ・メルニチェンコによる日本初の個展。世界をまたにかけて活躍するメルニチェンコの作品には、時代の空気を映し出す嗅覚の鋭さと美的なセンスが溢れている。遠い国に生きる人の感情や思考も、アートという共通言語が架け橋となって私たちに繋いでくれることを実感できるはず。
会場:エステルオカダアートギャラリー
会期:2022年3月23日(水)-5月14日(土)
休館日:日・月・火・祝日
時間:13:00-18:00
入場:無料
遠藤利克 @SCAI THE BATHHOUSE

200年の歴史を持つ銭湯を改築したギャラリー、SCAI THE BATHHOUSEにて「遠藤利克」が開催中。彫刻家である遠藤の作品では、火、木、鏡、といった原初的なモチーフが扱われ、大自然と人間の関係を問うダイナミックな表現が特徴的だ。特別なタイトルは用いられず、作家名のみが冠された本展。先入観をもたずにその作品世界に入り込むべし。周辺には桜の名所も多く、春の谷中散策と合わせて行きたい。
会場:SCAI THE BATHHOUSE
会期:2022年3月8日(火)- 5月14日(土)
休館日:日・月・祝日
時間:12:00 〜 18:00
入場:無料
ダミアン・ハースト 桜@国立新美術館

ダミアン・ハーストといえばホルマリン漬けの作品が強く印象に残るが、彼がこのところ一貫してモチーフとしているのはまさにこの季節にぴったりの「桜」だ。30年以上にわたるキャリアの中で、「生」と「死」をはじめとして様々な角度で作品に向き合ってきた作家の新たなる境地を目撃したい。
会場:国立新美術館 企画展示室2E
会期:2022年3月2日(水)~5月23日(月)
時間:10:00~18:00(毎週金・土曜日は20:00まで、入場は閉館の30分前まで)
入場:1,500円(一般)、1,200円(大学生)、600円(高校生)
※中学生以下は入場無料。
障害者手帳を持参の方(付添の方1名含む)は入場無料。