18:30~宇多丸映画評::韓国製ディザスターパニック『奈落のマイホーム』評論。
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令和四年
2022
十二月
Friday
1970年代からニューヨークのグラフィティーシーンを牽引し、ストリートアートのパイオニアとして今なおリスペクトされ続けているERIC HAZE (エリック・ヘイズ)の国内初の大規模個展を開催。彼の代表的なスタイルである星や矢をモチーフとした記号を用いたファインアートと、師であるエレイン・デ・クーニングの精神を引き継ぐかのような具象作品。その2つの軸を、INSIDE OUT(内なるイメージと外にあるイメージ)という語の元に集約し、展示する。
エリック・ヘイズのマインドもセンスも存分に味わうことができる貴重な機会となりそうだ!
会場: SAI
会期: 2022年12月9日(金)〜12月25日(日)
時間: 11:00〜20:00(無休)
料金: 無料
今年、60年代のカルト映画『パトニー・スウォープ』が本邦初公開された。その反骨精神に溢れるブラックムービーの監督の名は、ロバート・ダウニー・シニア。そう、ロバート・ダウニー・Jrのパパだ。本作は、2021年に亡くなったシニア(彼を私淑するポール・トーマス・アンダーソンは『リコリス・ピザ』で献辞を捧げていたっけ)をめぐるドキュメンタリー。彼が異端児として歩んできたその生涯を通して明かされるのは、知られざるアメリカ映画史の1ページだ。12月2日よりNetflixにて独占配信。
現代日本で最も誠実なフィミニズム映画批評本がこちら。著者の姿勢はまえがきから伝わってくる。『白雪姫』や『シンデレラ』に対し、「シンデレラ・コンプレックス」の温床だから許すまじと通り一遍の批判をして理解した気になるのではなく、具体的な細部に真摯に目を凝らした上で(しかもその目の付けドコロが面白すぎる!)、むしろ評価したりしちゃうんだから。そんな具合で取り上げられるのは、タランティーノから『ハウルの動く城』まで! マジ必読! ¥2,640/青土社
連載「不惑の頃には。」(ぜひ記事も読んでね!)にも登場してくれたアーティストのタカサキショウヘイさんによる展示が渋谷区神宮前にあるGallery COMMONにて開催中。自由かつ大胆で、色鮮やかなドローイングによって見る人にインスピレーションをバシバシ与えてくれるタカサキ氏の絵画。此度の展示には「衣服のコラージュ」を用いた新しい表現を楽しめる!
会場:Gallery COMMON
会期:2022年11月26日(土)〜12月25日(日)
時間:12:00〜19:00 (水~日) *月、火 休廊