
1970年代のアメリカ映画において、アフリカ系アメリカ人の果たした役割は計り知れない。本作は、これまであまり顧みられることがなかったその視点に立脚して、映画史をひもといたドキュメンタリー。サミュエル・L・ジャクソン、ウーピー・ゴールドバーグ、ローレンス・フィッシュバーン、ゼンデイヤなどの錚々たる面々がインタビューに答えているのもすごいが、なにより傑作『キラー・オブ・シープ』のチャールズ・バーネット監督が登場している点がファンとしては大変に嬉しい。11月11日よりNetflixにて独占配信。
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令和四年
2022
十一月
Friday
1970年代のアメリカ映画において、アフリカ系アメリカ人の果たした役割は計り知れない。本作は、これまであまり顧みられることがなかったその視点に立脚して、映画史をひもといたドキュメンタリー。サミュエル・L・ジャクソン、ウーピー・ゴールドバーグ、ローレンス・フィッシュバーン、ゼンデイヤなどの錚々たる面々がインタビューに答えているのもすごいが、なにより傑作『キラー・オブ・シープ』のチャールズ・バーネット監督が登場している点がファンとしては大変に嬉しい。11月11日よりNetflixにて独占配信。
ドイツとイタリアを拠点とするアーティスト、クリスティアーネ・レーアの個展が、日本橋に居を構えるギャラリー、タグチファインアートにて開催中。いくつもの大学で考古学、歴史学、美術教育などを研究してきた才人・クリスティアーネ・レーアが作る彫刻作品では、通常用いられない植物の種子や茎、馬や犬の毛といったモチーフが扱われている。美しく、繊細で儚げな印象を受けるが、よ〜く見てみるとその素材本来がもつ数学的な法則や構造の力強さが引き出されており、思わず吸い込まれてしまうこと間違いなし。
会場:タグチファインアート
会期:開催中〜2022年12月24日(土)
時間:13:00〜19:00
休み:日、月、祝日 ※11月7日(月)〜25日(金) 休業
料金:無料
ホラー映画でお馴染みのゾンビは、黒人の民間信仰を源流とし、19世紀にハイチのヴードゥー教の「生ける屍」となった。その得体の知れなさから、あらゆる社会問題の隠喩として描かれてきたゾンビの表象が担う意味を、現代思想を駆使してあぶり出す知的スリルに溢れた1冊。読後はきっと、これまでただ楽しんでいただけのゾンビ映画を観る目が変わってしまうに違いない。
トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)による企画公募プログラムOPEN SITE。2016年からはじまり、第7回となる今年は135企画の応募の中から展示やパフォーマンスなど9企画を選出。そこにTOKAS推奨企画と普及プログラムを加えた合計11企画を実施。キュレーションされ、テーマの統一性をもつような通常の展覧会とは違って、アーティストそれぞれに異なるテーマと表現方法で作品を探究しているから面白い。パフォーマンス公演及び一部のイベントは予約制なのでサイトをチェック。たくさん刺激をもらえそうだ!
会場:トーキョーアーツアンドスペース本郷
会期:[Part 1]2022年10月22日(土)〜2022年11月27日(日)/[Part 2] 2022年12月10日(土)〜2023年1月22日(日)
時間:[展示] 11:00-19:00/[パフォーマンスなど]企画により異なる。
休み:月曜日(1/9は開館)、11/28-12/9、12/29-1/3、1/10
料金:無料(パフォーマンスは有料)
本展のタイトル「はなれていく、ここから」は近年の「分断」のムードを想起させる。これまでの彫刻作品では、時事的なモチーフを直接には避けてきたという棚田だが、この度展示される新作の絵画シリーズでは「今をどう生きていて何を見ているのか」という新たな視座が示されている。そこではさらにジェンダーやセクシュアリティなどの問題に目を向けるだけではなく、人体のヌードをいかに肯定するのかという彫刻家ならではの視点で作品にアプローチされているというから注目だ。
会場:ミヅマアートギャラリー
会期:開催中〜2022年11月26日(土)
時間:12:00〜18:00
休み:日、月、祝日
料金:無料
Sunday
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