2008年/アメリカ・中国・日本・台湾・韓国/ジョン・ウー(監)
patchwork my city@PARCEL

スタジオジブリの名作「となりのトトロ」で、主人公の子どもたちはトトロへと繋がる森の抜け道を発見するが、それは子供が自由に目にしている世界と大人が認知する世界とは眺めがまるで違うことを表しているともいえる。私たちもいつのまにか”正しく”街を歩き、行動するようになった。「patchwork my city」と題し、都市の断片を繋ぎ合わせることをテーマにしたこの展示では、匿名アーティストグループEVERYDAY HOLIDAY SQUADが地図をパッチワーク(解体/再構築)し、現代の東京の姿を様々な角度から捉え直すことを試みる。作品は、地図としては実用的ではないのかもしれないけれど、鑑賞者の生活に新たな眼差しをくれるガイドマップになること間違いなしだ。
会場:PARCEL
会期:2022年7月16日(土)〜8月28日(日)
時間:14:00〜19:00
休み:月曜・火曜日
料金:無料
『マーベル・シネマティック・ユニバース音楽考 映画から聴こえるポップミュージックの意味』 を読む。

マーベル映画を観ると、物語や映像と同時に、いつだってそこに流れるポップミュージックの印象が強烈に残る。その両者の関係について、『アイアンマン』から『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』までを徹底的に掘り下げたのがこちら。選曲の意図や効果について、作品ごとに様々な角度からの分析には、「そうだったのか!」と膝を打つこともしばしば。こういう本、待ってました。イースト・プレス/¥2,200
『L.A.コールドケース』 ブラッド・ファーマン(監)を観る。

実話に基づく作品だ。人気絶頂の最中にあったラッパーのノトーリアス・B.I.G.が、LAで何者かに殺害されたのは1997年のこと。18年後、本件を担当したLAス市警の刑事プールは、失職した今もなおこの未解決事件を追い続けていた。記者のジャックは、彼の考える“ある説”に興味を持ち、独自操作に協力するのだが……。プールはジョニー・デップ、ジャックはフォレスト・ウィテカーが演じている。2人の円熟味を増した“抑えの演技”がとてもいい。8月5日より公開。
「SEE LV」展@東京ミッドタウン 芝生広場

2020年にスタートしたルイ・ヴィトンの巡回展が世界の主要都市を巡りながら開催中。そして今夏はここ日本、六本木の東京ミッドタウンに到着。メゾンの160年以上にわたる歴史から、選りすぐりのアーカイヴの数々と最新のクリエーションを組み合わせた展示を鑑賞/体験できる。貴重なコレクションからアーティストたちによるコラボレーション、アイコニックなグッズなど、見所満載。
会場:東京ミッドタウン 芝生広場
会期:2022年7月8日(金)〜8月21日(日)
時間:11:00-20:00(最終入場19:30)
入場:無料 (要事前予約・ルイ・ヴィトン LINE公式アカウントより受付)