移転オープン『コンカ』の人気メニューを食べる。
千駄ヶ谷のビストロ「コンカ」が、近所の路地裏にあった姉妹店「ティグテリア」と場所をチェンジし、3/9に再スタート。定番メニューのサラダや生のりパスタはそのままに、旬のうどを使ったクスクスやトマトソースをまとったカニクリームコロッケなど、人気メニューがリニューアルして登場予定。フランスの片田舎にある小屋のようなこじんまりした空間で、ナチュラルワインと一緒に楽しみたい。
インフォメーション
コンカ
先月オープンの「ティグテリア」でパンやデリも是非。◯東京都渋谷区千駄ヶ谷4-21-5 ☎︎080・9443・8808 19:00〜25:00 土・日休
『ナイトメア・アリー』ギレルモ・デル・トロ(監)を観る。

ギレルモ・デル・トロ監督最新作は、1930年代のアメリカで、ひょんなことから見世物小屋で働くことになったスタンが主人公だ。そこで読心術の手練手管を学んだ彼は一座を離れ、一流ホテルで読心術ショーを開催するようになる。のだが、金に目がくらんで越えてはいけない一線を……という話。一方で、本作は“ギーク”をめぐる物語でもある。劇中では、“獣人”と訳され、見世物小屋で生きたニワトリを食べる人間がそう呼ばれるのだが、現在この言葉が“オタク”を意味することはよく知られている。でもって、デル・トロが“ギーク”界のスターであることは言うまでもない。それを踏まえると、最後にスタンがつぶやく言葉がまた違った意味を帯びてきそうな気がするが、どうなんだろう。3月25日より公開。
『アーチー若気の至り』を読む。

P・G・ウッドハウス(著) 森村たまき(訳)
英国ユーモア小説界の鬼才、ウッドハウスの連作長編だ。主人公はオックスフォード大出身のゆるふわ青年紳士アーチー。第一次世界大戦に従軍した後、新天地を求めてニューヨークにやってきた彼が、数々の抱腹絶倒の出来事に巻き込まれる姿を描く。これもまたひとつのシティボーイ小説と言えるんじゃないか? ¥2,640/国書刊行会
ダミアン・ハースト 桜@国立新美術館

ダミアン・ハーストといえばホルマリン漬けの作品が強く印象に残るが、彼がこのところ一貫してモチーフとしているのはまさにこの季節にぴったりの「桜」だ。30年以上にわたるキャリアの中で、「生」と「死」をはじめとして様々な角度で作品に向き合ってきた作家の新たなる境地を目撃したい。
会場:国立新美術館 企画展示室2E
会期:2022年3月2日(水)~5月23日(月)
時間:10:00~18:00(毎週金・土曜日は20:00まで、入場は閉館の30分前まで)
入場:1,500円(一般)、1,200円(大学生)、600円(高校生)
※中学生以下は入場無料。
障害者手帳を持参の方(付添の方1名含む)は入場無料。
星空と路 —3がつ11にちをわすれないために—(2022)@ せんだいメディアテーク

せんだいメディアテークは2011年5月、東日本大震災による甚大な影響に対し、ともに向き合い考え、復興への長い道のりを歩きだすために「3がつ11にちをわすれないためにセンター」を開設した。この『星空と路』では毎年、センターの参加者による記録を紹介する展示や上映会を行っている。記録を自分自身の記憶と結びつける、”忘れない”ための一歩を歩もう。
会場:せんだいメディアテーク
会期:<展示>
3月9日(水)〜3月13日(日)10:00-18:00 1f オープンスクエア
3月15日(火)〜4月24日(日)9:00-20:00 7f スタジオa
*3月24日(木)は休み
<上映>
3月12日(土)・3月13日(日) 7f スタジオシアター
入場:無料
“ペイン天狗” 長谷川繁とO JUN@カスヤの森現代美術館

1990年代、新しい具象(ニュー・フィギュラティヴ・ペインティング)の作家として注目され、作家活動の初期から影響関係にあるO JUNと長谷川繁の二人展。「描く」ことの本質に向き合ってきた彼らの作品がどのように共鳴しているのか非常に興味深い。常設展示も充実のラインナップなのでそちらも併せて鑑賞したい。
会場:カスヤの森現代美術館
会期:2022年1月8日(土)〜4月3日(日)
時間:10:00-17:30(入館は17:00まで)、月・火・水曜休館。
入場:一般700円、学生600円(小学生400円)