ゲスト:ナイツ、磯山さやか
『アーチー若気の至り』を読む。

P・G・ウッドハウス(著) 森村たまき(訳)
英国ユーモア小説界の鬼才、ウッドハウスの連作長編だ。主人公はオックスフォード大出身のゆるふわ青年紳士アーチー。第一次世界大戦に従軍した後、新天地を求めてニューヨークにやってきた彼が、数々の抱腹絶倒の出来事に巻き込まれる姿を描く。これもまたひとつのシティボーイ小説と言えるんじゃないか? ¥2,640/国書刊行会
ダミアン・ハースト 桜@国立新美術館

ダミアン・ハーストといえばホルマリン漬けの作品が強く印象に残るが、彼がこのところ一貫してモチーフとしているのはまさにこの季節にぴったりの「桜」だ。30年以上にわたるキャリアの中で、「生」と「死」をはじめとして様々な角度で作品に向き合ってきた作家の新たなる境地を目撃したい。
会場:国立新美術館 企画展示室2E
会期:2022年3月2日(水)~5月23日(月)
時間:10:00~18:00(毎週金・土曜日は20:00まで、入場は閉館の30分前まで)
入場:1,500円(一般)、1,200円(大学生)、600円(高校生)
※中学生以下は入場無料。
障害者手帳を持参の方(付添の方1名含む)は入場無料。
『無印良品』桜もち風味アイス

ジャージー牛乳やほうじ茶など、無印良品の「素材を生かしたアイス」シリーズはどれも本格的な味わいでつい買ってしまうのだけど、リミテッドの桜もち風味がめちゃおいしい。桜の葉の塩漬けがほんのりピンクの桜アイスの中に散らばり、甘くてしょっぱい味わいは桜もちそのもの。ぎゅうひが入っているのも最高。あっという間に即完食。
インフォメーション
無印良品
冷凍食品を扱う店舗のみで購入可能。季節限定のため3月中には終了予定。
『運命のイタズラ』チャーリー・マクダウェル(監)をNetflixで観る。

とある別荘で空き巣狙いの強盗と鉢合わせてしまったカップルを描く、ヒッチコック風のサスペンス。リリー・コリンズとジェイソン・シーゲルがカップルを演じており、監督は去年リリーと結婚を発表したチャーリー・マクダウェルだ(ちなみに、チャーリーの父は『時計じかけのオレンジ』でアレックスを演じたマルコム・マクダウェル)。夫婦が作った映画には良作が多いのは歴史が証明している通りなので、お祝いがてら観てみよう。3月18日よりNetflixで独占配信。
星空と路 —3がつ11にちをわすれないために—(2022)@ せんだいメディアテーク

せんだいメディアテークは2011年5月、東日本大震災による甚大な影響に対し、ともに向き合い考え、復興への長い道のりを歩きだすために「3がつ11にちをわすれないためにセンター」を開設した。この『星空と路』では毎年、センターの参加者による記録を紹介する展示や上映会を行っている。記録を自分自身の記憶と結びつける、”忘れない”ための一歩を歩もう。
会場:せんだいメディアテーク
会期:<展示>
3月9日(水)〜3月13日(日)10:00-18:00 1f オープンスクエア
3月15日(火)〜4月24日(日)9:00-20:00 7f スタジオa
*3月24日(木)は休み
<上映>
3月12日(土)・3月13日(日) 7f スタジオシアター
入場:無料
“ペイン天狗” 長谷川繁とO JUN@カスヤの森現代美術館

1990年代、新しい具象(ニュー・フィギュラティヴ・ペインティング)の作家として注目され、作家活動の初期から影響関係にあるO JUNと長谷川繁の二人展。「描く」ことの本質に向き合ってきた彼らの作品がどのように共鳴しているのか非常に興味深い。常設展示も充実のラインナップなのでそちらも併せて鑑賞したい。
会場:カスヤの森現代美術館
会期:2022年1月8日(土)〜4月3日(日)
時間:10:00-17:30(入館は17:00まで)、月・火・水曜休館。
入場:一般700円、学生600円(小学生400円)