第63回ヴェネツィア国際映画祭 金獅子賞受賞作。
2006年 / 中国 / ジャ・ジャンクー(監)
“ペイン天狗” 長谷川繁とO JUN@カスヤの森現代美術館

1990年代、新しい具象(ニュー・フィギュラティヴ・ペインティング)の作家として注目され、作家活動の初期から影響関係にあるO JUNと長谷川繁の二人展。「描く」ことの本質に向き合ってきた彼らの作品がどのように共鳴しているのか非常に興味深い。常設展示も充実のラインナップなのでそちらも併せて鑑賞したい。
会場:カスヤの森現代美術館
会期:2022年1月8日(土)〜4月3日(日)
時間:10:00-17:30(入館は17:00まで)、月・火・水曜休館。
入場:一般700円、学生600円(小学生400円)
『サスペンス小説の書き方 パトリシア・ハイスミスの創作講座』を読む。

パトリシア・ハイスミス(著) 坪野圭介(訳)
『見知らぬ乗客』『リプリー』など、数々の傑作サスペンス小説をものしたハイスミスが、「小説を書くことと、それを職業にすること」についてのノウハウを明かした生涯で唯一の創作指南書。いかにアイデアを膨らませるか、そしてそれをどう展開するか、また行き詰まったらどうするか……といったことが包み隠さず語られているので、創作を目指す者は必読かと。¥2,200/フィルムアート社
『やじ満』牡蠣らーめん(塩)

中華食堂「やじ満」の牡蠣らーめんで今年度の牡蠣納め。築地にて昭和23年創業以来、豊洲に移った今でも愛される一杯だ。片栗粉をまぶしてソテーし旨味を閉じ込めたプリップリの広島県産牡蠣も、その牡蠣エキスが染み込んだスープも旨すぎる。弾力のある麺とたっぷりのニラ、玉ねぎ、竹の子、キクラゲと一気に平らげたら、心置きなく春を迎えられそう。
インフォメーション
やじ満
味噌味としょうゆ味も選べる。牡蠣らーめんは3月末までの予定。○東京都江東区豊洲6-6-1 3F ☎︎03・6633・4560 5:00〜13:00 水・日休
石塚元太良: Ondulatoire展@ NUKAGA KOTARO ROPPONGI

KOTARO NUKAGA ROPPONGIにて、石塚元太良の個展「Ondulatoire」が開催中。写真家、石塚元太の新作を含む17点の作品が展示されている。展示された写真空間のなかで表現されているのは音楽の立体化であり、「音楽の建築」だ。建築、音楽、写真という3つの領域をまたいだ静謐な空間を味わおう。
会期:2022年2月5日(土)〜2022年3月31日(木)
会場:NUKAGA KOTARO ROPPONGI 東京都港区六本木6-6-9ピラミデビル2F
時間:11:00~18:00(日月祝休)
メタモール “アルター” 市場 vol.3@BnA Alter Museum

既存のジャンルに囚われないディレクション、キュレーションを展開するディレクター5名によるディレクターズフェアがBnA Alter Museumで開催中。総勢15組のアーティストの作品を”ショッピングモール”に見立てたギャラリーのなかで楽しめる。いち鑑賞者、消費者としての私たちの行動と生産との結びつきをメタ的に認識できる刺激的な展示だ。京都土産を買いにふらっと立ち寄るのもありかも。
会場:BnA Alter Museum
会期:2022年3月5日〜3月27日
時間:11:00~20:00(会期中無休)
入場:無料