NHKびじゅつ委員長ツイッターが繰り出すお題に、全国の美術館・博物館のキュレーター(学芸員)たちが戦いを挑む新番組。
今日公開の『ウエスト・サイド・ストーリー』スティーブン・スピルバーグ(監)を観る。

あまたの移民が暮らすNYのウエスト・サイドを舞台に、プエルトリコ系移民で構成された“シャークス”のリーダーを兄に持つマリアと、対立する対立するヨーロッパ系移民“ジェッツ”の元リーダーのトニーが禁断の恋に落ちる名作ミュージカルを、なんとスピルバーグが映画化。あらゆるジャンルの作品を手がけてきたスピルバーグだから、「もう撮ってないものなんてないんじゃないか」と思っていたが、まだミュージカルが残されていたか! 実は『フック』をミュージカルとして撮るつもりだったが、最後の最後で怖気づいて止めたという過去がある彼にとって、念願の企画と言える。お手並み拝見! 2月11日より公開。
『ブッチャー・ボーイ』を読む。

パトリック・マッケイブ(著)、矢口誠(訳)
ニール・ジョーダン監督によって映画化されたこともある『ブッチャー・ボーイ』の原作が、満を持して翻訳された。アイルランドの田舎町で、飲んだくれの父と情緒不安定な母と暮らす少年が、数々の不幸に見舞われるという話で、アイルランド版『ライ麦畑でつかまえて』+『時計じかけのオレンジ』とも称されたという問題作。国書刊行会/¥2,640
第14回恵比寿映像祭「スペクタクル後」@東京都写真美術館

今年で第14回目となる恵比寿映像祭のテーマは「スペクタクル後」。コロナ禍でSNSや動画配信サービスを使って映像に触れる機会が一段と増えた。かわいい猫から物騒な事件の映像までが渾然一体となってタイムラインに流れてくる今だからこそ、そもそも「映像」って何なのか、能動的に考えることが大事になってくるのかも。イベントも目白押し!
会期:2022年2月4日(金)〜2月20日(日)の15日間・月曜休館
会場:東京都写真美術館、恵比寿ガーデンプレイス センター広場、地域連絡各所ほか
時間:10:00〜20:00(最終日は18:00)入館は閉館の30分前まで
入場:無料(3階展示室、定員制のプログラム、一部のオンラインプログラムは有料)
中村寛史 写真展「中史」@LVDB BOOKS

写真家・中村寛史による写真展「中史」が開催中。「中史」は作家のあだ名から考案された造語で、中村の視点がとらえた大文字でも小文字でもない歴史、中腰で撮られた歴史という意味が含まれているとか。これまでに撮りためた作品が、築100年近くの長屋を改装した『LVDB BOOKS』にインスタレーション的に展開されていて、その空間ごと堪能できそう。
会期:2022年1月7日(金)〜2月14日(月)
会場:LVDB BOOKS(大阪市東住吉区田辺3-9-11)
時間:13:00〜19:00(火水木休み)
A SPELL TOO FAR @gallery commune

NY在住のアーティストLina Sun Parkと写真家David Brandon Geetingによる展示が幡ヶ谷の『gallery commune』で開催中! このコラボレーション作品は、彼らが“超越的アート&クラフト”と言うように奇妙で夢のような世界が展開されている。上海の出版レーベル兼スタジオからリリースされた作品集『A Spell Too Far』も合わせて鑑賞したい。
会期:2022年 1月22日(土)〜2月13日(日)・木曜定休
会場:gallery commune 東京都渋谷区西原1-18-7
時間:平日14:00〜20:00、土日祝13:00 〜 18:00
黒川隆介NFT作品展@メタバースギャラリー
詩人・黒川隆介さんによる初NFT作品の発売を記念したメタバース作品展が開催中。展示はオンラインで今すぐ鑑賞できる。
会期:2022年2月3日(木)10:00〜2月28日(月)23:59
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